
「世界中がクリスマスの華やかなムードの今、イエスの生誕の地、ベツレヘムは混迷の中にある。
イエス出生の地を攻撃する人々が存在するなんて・・・信じ難い愚行としか言えない。
クリスマス・シーズンの今こそ、イスラエルとパレスチナは停戦へ踏み切るべきだ。
あの美しいベツレヘムの地、イエス生誕教会、バンクシーの作品の数々、
思い入れの強いあの地が紛争の中にいることが、この上なく悲しい。胸が張り裂ける思いだ。
罪なき民間人、子供たちの命が奪われ続けている。
一刻も早い終息を願ってやみません」。
SUGIZO
第130回目の放送はいかがでしたか?
それでは12月24日にオンエアーした楽曲を改めて紹介していきましょう。
<Half Century Anniversarymusik>
このコーナーは、今年、発売から50年を迎える音楽を紹介しています。
オープニングは、1973年にリリースされたジョン・レノンの3枚目のアルバム『Mind Games』に
収録されていた「Mind Games」。
「Gimme Some Truth」収録ヴァージョンとなるニューミックスでお送りしました。
M-1 Mind Games/John Lennon
「イマジン」は、「想像してごらん、すべての人々が平和に暮らしていると」という反戦の
メッセージ・ソングとして知られているが、この曲ではそれをさらに推し進めており、
「冒頭で遮る(さえぎる)壁を取り払って愛の種を蒔こう」、「愛という名の花を咲かせよう」、
「高らかに愛と平和を歌い上げよう、そのためには心(=マインド)のゲリラとなって
心の遊戯(=マインド・ゲームス)をし続けよう」と呼びかけている。
「サムタイム・イン・ニューヨーク・シティ」からおよそ1年ぶりとなるアルバム。
前作は政治的な色が強く、商業的に失敗となったため、レノンは受け入れられるアルバムを作ろうと
グリニッジ・ヴィレッジのアパートで、デモ音源の制作を開始した。
レノンはアメリカ滞在中に強制退去などを巡り頻繁に裁判にかけら、政治活動を行っていたことが
きっかけで、FBIに行動を監視されていたためにストレスが溜まっていた。
しかし、そのストレスに耐えながら僅か1週間で本作の収録曲全曲を書き上げた。
クリスマス・イヴの夜、本来はSUGIZOが生涯最も愛する歌「Happy Christmas(War is over)」を
オンエアするべきかもしれませんが、今年はあえてリリースから50周年を迎えたこの名曲を聴いて
もらいました。
「Imagine」や「Happy Christmas」から更に推し進められた「Mind Game」のメッセージが、
この混迷の世界に伝わることを願ってやみません。
▼Mind Games(Remastered 2010)/John Lennon
https://youtu.be/QLeObvcUii4?feature=shared
続いては、
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
坂本龍一さん追悼として、デビューアルバムから年代を追って作品をオンエアーしています。
オリジナルとしては8年振りの2017年にリリースされたアルバム『Async』から「Life, Life」。
M-2 Life, Life/坂本龍一 (朗読 : David Sylvian )
『Async』は前々作『アウト・オブ・ノイズ』以来、オリジナル・アルバムとしては8年ぶりの
アルバム。
本作は坂本龍一のドキュメンタリー映画『Ryuichi Sakamoto: CODA』に描かれているように
「非同期な音楽を作る」目標の下に制作。アルバムタイトルも「非同期」を意味する
「asynchronization」の略称から採用。
2010年代を掛けて普及してきたハイレ再生環境に対応するために、これまで使用してきた数多くの
デジタル機材を撤廃し、アナログ機材を中心としたシンプルな制作環境で制作されている。
元は「架空の映画のサウンドトラック」というコンセプトがあり、一度は作り上げるも、
2014年に中咽頭癌に罹患。治療と療養を経て回復し、すべて作り直した。
2016年12月、公式サイトに「Ryuichi Sakamoto: SN/M比 50%」のメッセージを掲載。
翌年2月に本作の特設サイトを開設し、「あまりに好きすぎて、誰にも聴かせたくない」という
坂本の意向と、それにともなう事前の音源公開を一切行わない旨を表明。さらに坂本の足跡を辿る
「予習」と、各界著名人によるニューアルバムの「予想」を公開。
4月25・26日、ニューヨーク・パークアヴェニュー・アーモリー」にて、本作収録曲を演奏するライヴ
を開催。後にその模様を編集した映画『坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async』が、
翌2018年1月より公開となった。
イギリスの「FACT」誌が、The 50 best albums of 2017の1位に本作品を選出。
電子音楽とオーガニック。プロフェット・シンセサイザーのシンプルかつ芳醇な最高峰の音。
まさに坂本氏晩年のスタイルの象徴。そしてデヴィッド・シルヴィアンとの共演。
SGZが愛してやまないあらゆるエレメンツが凝縮された珠玉の曲です。
▼Life, Life(from “async”)/坂本龍一
https://youtu.be/FpR3VJwYHZY?feature=shared
最後の曲は、
11月29日発売されたLUNA SEAセルフカバー・アルバム『STYLE』から
M-3 WITH LOVE/LUNA SEA
1994年発売の『MOTHER』と1996年発売の『STYLE』のセルフカバー・アルバムが11月29日に
遂にリリース。
2019年リリースのアルバム『CROSS』でタッグを組んだ世界的プロデューサー、
スティーヴ・リリーホワイトがミックスエンジニアとして参加している。
フランク・シナトラやエルヴィス・プレスリーの往年のオールディーズ、
またD. Bowieの名曲「Rock’n’ Roll Suicide」などの偉大な楽曲からインスパイアされ、
そのアイディアをノイズ&フィードバックまみれのインダストリアル・チューンに変容させた異形の
作品。
この楽曲をアルバムのオープニング・チューンとして持ってくるとは。
LUNA SEAのラディカルなアティテュードを体現した一曲。
▼特設サイト
https://avex.jp/lunasea/mother_style/
みなさんからのメールをお待ちしております。
まで!
毎週抽選で5名の方に、番組ステッカーをプレゼントします。
ご希望の方は、必ず住所、氏名を書き添えて送ってください。
<お知らせ>
■LUNA SEA 『MOTHER』&『STYLE』2タイトルセルフカバーアルバム発売中!!
全曲フルリテイクのセルフカバーアルバムとして再びリリース!
前作アルバム『CROSS』に続き、グラミー賞6冠の世界的音楽プロデューサー
「スティーヴ・リリーホワイト」をミックスエンジニアとして起用。
詳細は特設サイトをご確認ください。
https://avex.jp/lunasea/mother_style/
■LUNA SEA 2大アルバム「MOTHER」「STYLE」のツアーを現代に再現する全国デュアルアリーナ
ツアー開催中!
詳細はLUNA SEAオフィシャルサイトをご確認ください。
https://www.lunasea.jp/news/LUN_news_20230529A
<日程>
10月7日(土) 神奈川・Kアリーナ横浜
MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE
[開場16:30 開演18:00] ※終了
10月8日(日) 神奈川・Kアリーナ横浜
UN ENDING STYLE
[開場15:30 開演17:00] ※終了
11月4日(土) 福岡・マリンメッセ福岡B館
MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE
[開場17:00 開演18:00] ※終了
11月5日(日) 福岡・マリンメッセ福岡B館
UN ENDING STYLE
[開場16:00 開演17:00] ※終了
12月2日(土) 宮城・ゼビオアリーナ仙台
MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE
[開場17:00 開演18:00] ※終了
12月3日(日) 宮城・ゼビオアリーナ仙台
UN ENDING STYLE
[開場16:00 開演17:00] ※終了
12月16日(土) 愛知・日本ガイシホール
MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE
[開場17:00 開演18:00] ※終了
12月17日(日) 愛知・日本ガイシホール
UN ENDING STYLE
[開場16:00 開演17:00] ※終了
12月30日(土) 大阪・大阪城ホール
MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE
[開場18:00 開演19:00]
12月31日(日) 大阪・大阪城ホール
UN ENDING STYLE -COUNTDOWN SPECIAL-
[開場21:00 開演22:00]
■日本テレビ系列「発表!今年イチバン聴いた歌~年間ミュージックアワード 2023~」に
LUNA SEAが生出演!!
12月27日(水) 19:00~22:54 生放送
https://www.ntv.co.jp/music-award/
12月27日(水) 19:00~22:54 生放送
■「FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2023」LUNA SEAの出演!!
FM802 ROCK FESTIVAL RADIO CRAZY 2023
開催日:2023年12/27(水)、28(木)、29(金)
会場:インテックス大阪
※LUNA SEAは12/28(木)の出演となります。
■2023年初頭にワンダーホール横浜の協力の下、新年特別企画として実現したSHAG 2Days LIVE
「TINY JAM 2024」開催!!
開催日:ワンダーウォール横浜
2024年1月6日(土) ゲスト:類家心平
2024年1月7日(日) ゲスト:パトリック・バートリー
会場:
[1st SET : 15:00 (14:00開場)]
[2nd SET : 19:00 (18:00開場)]
https://tiget.net/events/281651
■MORRIE 還暦記念祭
MORRIE 60th Birthday Celebration~FLESH FATE FESTIVAL~ SUGIZO 出演決定!!
開催日:2024年3月2日(土)
会場:EX THEATER ROPPONGI
[開場16:30 開演17:00]
https://sugizo.com/contents/138420
■2024年4月12日(金)に開催されるネオジャパネスクの公演にSUGIZOのゲスト出演!!
チケット販売の詳細は後日お知らせします。
[開場 18:00 開演 19:00]
会場:中日ホール(名古屋)
https://chunichi-hall.jp/schedule/schedule_openingevents.html
■2022年SUGIZOが始動した、環境への配慮、カーボン・ニュートラルへの揺るぎなき行動と同時に、
高い美意識とを両立させた、ロックなエシカル・ファッションを提唱するアパレル・ブランド
「THE ONENESS」。
4th Collectionが発表された。