
第101回目の放送はいかがでしたか?
それではオンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
オープニングは、
<The Marvelous Newmusik>
このコーナーは、SUGIZOが心揺さぶられた新世代のアーティスト、または新譜を紹介しています。
今週は24年振りに新作『FUSE(フューズ、日本語表記はヒューズ)』をリリースした
Everything But The Girl「No One Knows We’re Dancing」です。
M-1 No One Knows We’re Dancing /Everything But The Girl
エヴリシング・バット・ザ・ガールは、1982年ベン・ワットとトレイシー・ソーンの2人が結成。
コール・ポーター「ナイト・アンド・デイ」のジャズ・フォーク・カバーでUKインディー・シーンに
登場。
その後、ジャズ、ギターポップ、オーケストラのウォール・オブ・サウンド、ドラムマシンの
ソウルなどを実験的に取り入れながら、80年代を通じて英国でゴールド・アルバムを次々と
発表した。
1992年にワットが難病の自己免疫疾患で死に瀕した後、1994年にミリオンセラーとなった
『Amplified Heart』でカムバック。このアルバムには、ニューヨークのDJプロデューサー、
トッド・テリーによるリミックスがクラブでのヘヴィー・プレイから 世界的なラジオでの成功へと
導いた「Missing」が含まれている。
90年代半ばのエレクトロニック・シーンのアイデアをふんだんに盛り込んだエモーショナルな曲で、
煌びやかな『Walking Wounded』が1996年にリリース。このアルバムは、4 曲のUKトップ40
ヒットを生み、バンド初のプラチナ・セールスを記録した。
2000年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでの最後のショーの後、
2人はEverything But The Girlを解体することを選択。
新作について
2021年の春から夏にかけてベン・ワットとトレイシー・ソーンによって書かれ、制作された
『Fuse』は、バンドが90年代半ばに初めて開拓した艶やかなエレクトロニック・ソウルを
現代的にアレンジしたものだ。
サブ・ベース、シャープなビート、ハーフライトのシンセ、空虚な空間からなるワットのきらめく
サウンドスケープの中で、ソーンの印象的で豊かな質感の声が再び前面に出ており、
これまで同様、現代的、同時代的なサウンドでありながらエイジレスなバンドのサウンドに
仕上がっている。
最初の2ヶ月間は、アルバム・ファイルに記載されるアーティスト名はTREN(Tracey and Ben)
だけで、初期の テイクは、ベンがパンデミックにより隔離されている間に自宅で iPhoneで録音した
アンビエント・サウンド・モンタージュや即興のスペクトル・ピアノ・ループに焦点が当てられて
いたが、そのアイデアは後に「When You Mess Up」や「Interior Space」などの雰囲気ある
トラックとして開花した。
SUGIZOは高校生の頃からEverything But The Girl、及びチェリーレッド・レーベルの大ファン。
特に1stアルバム『EDEN』や大胆にAORに接近した名作『The Language Of Life』は現在でも
重要な愛聴盤です。
今回の24年ぶりの新譜にはSGZも狂喜乱舞でした。
▼No One Knows We’re Dancin(Lyric Video) / Everything But The Girl
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
坂本龍一さんを偲んでのコーナー。今週は84年のアルバム『音楽図鑑』
から「きみについて……。」。
M-2 きみについて……。/坂本龍一
『音楽図鑑』は、YMO散開後の84年に発表されたソロでは通算4枚目となる作品。
レコーディング自体は82年10月からスタートしていたが、実は前年の『テクノデリック』
リリース後にYMOの活動は一旦ピリオドを打つことも検討されており
(諸般の都合で先延ばしとなったが)、そういう意味で本作は〈YMO散開〉を見据えたうえでの
制作ということになる。ジャケットに象徴されるように、無国籍的な美しい雰囲気と気品が漂う。
彼がライヴでたびたび演奏する重要な曲を多数収録。
その後、世界的な評価を得ることになる彼の音楽スタイルは、この1枚で確立されたと言える。
高橋幸宏、細野晴臣、大村憲司、近藤等則、山下達郎、清水靖晃、ムーンライダーズの白井良明と
武川雅寛など、参加アーティスト陣も豪華で、非常に完成度の高いアルバム。
「きみについて……。」は『音楽図鑑』のボーナストラック的楽曲。リリース当時はカセットのみに
収録されていました。
ある生命保険会社のCM効果も相まって、中学の頃のSGZにとって憧れの曲でした。
坂本作品としては新鮮な、皮ものパーカションが効いたインテリジェンス溢れる捻れたポップソング
と言えます。
▼きみについて……。/坂本龍一
最後は、7月5日発売のSUGIZO『And The Chaos Is Killing Me』からお送りしました。
M-3 DELIVER.../SUGIZO
『And The Chaos Is Killing Me』は、2022年11月29日、Zepp Hanedaでソロ活動25周年を
記念してHEATH(X JAPAN)、KenKen(RIZE, LIFE IS GROOVE, ComplianS, FAB4, SHAG)、
佐藤タイジ(シアターブルック, ComplianS)等、豪華ゲストを迎えて行われた
"SUGIZO 四半世紀祭 25th ANNIVERSARY GIG"を完全収録したライヴ映像作品&ライヴ
アルバム。
「DELIVER...」は1stアルバム『TRUTH?』に収録されている26年前の楽曲。
SGZが幼少の頃から影響を受け、血となり肉となってきたボサノバ、ジャズ、
アーバンミュージックに、ドラムンべース、ノイズ、アヴァンギャルドを融合させた、
極めて実験的なポップソングです。
オリジナル版は、当時アシッドジャズの最高峰バンドGallianoのシンガーValerie Etienneを
フィーチャーしました。
2001年からはSUGIZO & THE SPANK YOUR JUCEのステージでLori Fine (COLDFEET)が、
2008年からはロシアの歌姫Origaが、そして2022年からは新進気鋭シンガーChloe
(パジャマで海なんかいかない) が、過去と未来を超え命とソウルのバトンを受け渡すかの如く歌い
繋ぐ、SGZにとってあまりに感慨深い重要曲です。
本作『And The Chaos Is Killing Me』は、水素燃料電池によるライヴを水素燃料電池を使用して
ミックスダウンしたライヴアルバム。
次なる次元に足を踏み入れたかの如く圧倒的サウンドクオリティーを実現しました。
▼DELIVER.../SUGIZO
みなさんからのメールをお待ちしております。
sugizo@fmyokohama.jp
まで!
<お知らせ>
■ソロ活動25周年記念LIVE DISC『And The Chaos is Killing Me』
7月5日(水) 発売決定!!
本作は2022年11月29日、Zepp Hanedaでソロ活動25周年を記念して
HEATH(X JAPAN)、KenKen(RIZE, LIFE IS GROOVE, ComplianS, SHAG)、
佐藤タイジ(シアターブルック, ComplianS)等、豪華ゲストを迎えて行われた
“SUGIZO 四半世紀祭 25th ANNIVERSARY GIG”を完全収録!
さらに発売に伴うキャンペーンも決定!
大阪・名古屋・東京にて購入者特典のサイン会を実施します。
詳細は特設サイトをご覧ください。
https://sugizo.com/feature/a_t_c_i_k_m
■SUGIZO ソロデビュー25周年記念BEST盤『THE COMPLETE SINGLE COLLECTION』発売中
(2022年11月23日(水・祝))
最新のセンス&スキルで新たにMixし直した7曲を含む全シングル 30曲を収録!!
唯一無二の宇宙的SGZ MUSICの集大成を、その軌跡を是非体感してください!
「初回限定盤」と「通常盤」の2形態で発売され、「初回限定盤」はSHM-CD3枚組と楽曲解説、
インタヴューなどブックレッットが付いた特殊LPジャケット仕様。
https://sugizo.com/feature/sugizo25th
■LIVE DISC『And The Chaos is Killing Me』リリース記念TOUR
SUGIZO TOUR 2023 「Rest in Peace & Fly Away ~And The New Chaos is Saving You~」
開催決定!
コロナ禍の影響もあり、ソロツアーとしては約5年ぶりの開催となる今回は、
MaZDA、よしうらけんじ、komaki、ZAKROCKから成るSUGIZO COSMIC DANCE QUINTETに
加え、Chloe(パジャマで海なんかいかない)が参加!!
2023年型SGZ MUSICを是非体験してください!!!!
<日程>
7月3日(月) 新宿ReNY (FC Only)
7月5日(水) 大阪 ESAKA MUSE
7月6日(木) 名古屋 Electric Lady Land
7月10日(月) 東京 Zepp DiverCity
https://sugizo.com/feature/tour2023
■ LUNA SEA 2大アルバム「MOTHER」「STYLE」のツアーを現代に再現する全国デュアルアリーナ
ツアー、今秋10月より開催決定!
詳細はLUNA SEAオフィシャルサイトをご確認ください。
https://www.lunasea.jp/news/LUN_news_20230529A
■YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIによる新バンド「THE LAST ROCKSTARS」が誕生!
デビューシングル「THE LAST ROCKSTARS(Paris Mix)」全世界配信リリース。
YouTubeにてMV公開中!!
■2022年SUGIZOが始動した、環境への配慮、カーボン・ニュートラルへの揺るぎなき行動と
同時に、高い美意識とを両立させた、ロックなエシカル・ファッションを提唱する
アパレル・ブランド「THE ONENESS」。
2nd Collectionとなる2022-23 AUTUMN &WINTER 商品掲載中です。
是非ご覧ください!!
地球にも肌にも優しい無添加石鹸を展開するAprès la pluie(アプレ ラ プリュイ)と
「THE ONENESS」のコラボレーションアイテム、ウクライナ難民支援チャリティー石鹸
「HIMAWARI Soap」が発売!
https://apreslapluiejp.stores.jp/items/6425473a6cb68c004d82c70a
/items/6425473a6cb68c004d82c70a