
第93回目の放送はいかがでしたか?
それではオンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
オープニングは、
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
今週は先日3月2日にその偉大な天命を全うしたジャズ界の巨匠、ウェイン・ショーターの名曲
「Footprints」
ジャズのスタンダードナンバーとして知られるこの曲の初出となる1967年の『Adam’s Apple』から
M-1Footprints/ウェイン・ショーター
ジャズ・サックス奏者/作曲家のウェイン・ショーター(Wayne Shorter)は、
ジャズ・ロックやフュージョンの生みの親の一人でもある。
ショーターは1950年代後半のハード・バップ・シーンでテナー・サックスを演奏して
経験を積んだあと、1960年代に発展したポスト・バップ・ジャズ界の中心人物として名を馳せた。
その時期には一連のソロ・アルバムをブルー・ノートから発表したほか、マイルス・デイヴィス・
クインテットの一員としても活動。
イラストレーターになるのが夢で芸術系のハイスクールで絵を学んでいた14歳のときに転機が
訪れる。彼はそこで初めて、セロニアス・モンクやチャーリー・パーカー、バド・パウエルらの
演奏をラジオで耳にしたのだ。
2002年に出版された公認の伝記『Footprints: The Life And Work Of Wayne Shorter』の中で、
著者のミッチェル・マーサーにこう語っている。
「俺はその音に耳をそばだてた。何かピンとくるものがあったんだろう。その時の俺は、
音楽にはまるで興味を持ってこなかったからね」
2023年3月2日、89歳で亡くなる。
マイルス・バンドメンバーとしても、Weather Reportとしても、SUGIZOは高校の頃から
ウェインのテナー/ソプラノに心酔し続けてきました。
あまりにも偉大なジャズレジェンドのご冥福をお祈りします。
▼Footprints(Remastered)/Wayne Shorter
続いても
<SGZ’s Rootsmusik>
SUGIZOの生涯の師であり、
3月28日、長き闘病生活を終えて永眠した坂本龍一氏への追悼の意を込めて
YMOの1983年の散開アルバム『SERVICE』から「Perspective」。
M-2 Perspective/YMO
『SERVICE』は1983年に発売されたYMOの8作目、散開記念アルバム。
高橋幸宏の「オールナイトニッポン」に参加していた三宅裕司率いる「S.E.T」とのコラボ。
既に「散開」は表明されており、各曲ほとんどが個人活動で作られた。
リリース翌週の12月22日武道館公演をもって、3人の演奏によるコラボレートはひとまず終了。
復刻盤は坂本龍一、高橋幸宏の最新「YMO振り返りインタビュー」、そして細野晴臣東芝盤
(1999年)インタビュー復刻掲載。
1999年細野リマスタリング音源使用。
坂本龍一(さかもと・りゅういち)氏が3月28日、都内の病院で死去した。71歳。
1980年代に「イエロー・マジック・オーケストラ」(YMO)で世界的ヒット曲を生み出し、
88年には米映画「ラストエンペラー」で米アカデミー賞作曲賞を日本人として初めて受賞。
晩年はがんとの闘いが続いたが、最後まで音楽作りに情熱を注いだ。
14年に中咽頭がんと診断され、治療の末に寛解。だが、直腸がんと診断された20年6月には、
治療しなければ「余命半年」と告げられた。
両肺に転移したがんを摘出するなど、1年で6回の手術を受けた。その後は通院して投薬治療を
続けてきた。
そんな状況下で全身全霊で取り組んだのが、昨年12月11日に全世界配信したピアノコンサート
だった。同9月中旬に事前収録し、数日かけてコンサートに仕立てた。
「最後になるかもしれない」と死を意識しながら、繊細な音色を奏でた。痩せた印象だったが、
力強いまなざしで鍵盤と向き合った。「アレンジも選曲も時間をかけて慎重にやった」という13曲、
約60分の演奏。「大きな達成感を得ていた」(関係者)というこの映像が、世界に届けた人生最後の
演奏となった。
SUGIZOが生涯でもっとも影響を受け敬愛していた坂本龍一氏。
1982年より40年以上、氏の音楽、理念、生き方、あらゆる側面がSGZを形成してきました。
坂本氏の音楽はこれからも永遠に輝き続けます。そしてSUGIZOは氏の意識、精神性を受け継ぎ
これからも邁進していきます。
偉大な芸術家/思想家のご冥福をお祈りします。
Rebellmusikでは当面坂本龍一氏の全ての時代の楽曲をオンエアしていきます。
最後の曲は、SUGIZO『COSMOSCAPE Ⅱ』から「ARC MOON」。
M-3 ARC MOON/SUGIZO
この宇宙の意思を体現するかのような美しいバレアリック・トランス作品の初出は2011年の
アルバム『FLOWER OF LIFE』(2011年)。
ベストアルバム『COSMOSCAPE Ⅱ』は、2008年に発売された『COSMOSCAPE』の
第2弾として2018年にリリース。
『FLOWER OF LIFE』から『ONENESS M』(2017年)までのオリジナルアルバムに加え、
舞台、映画音楽監督作品などSUGIZO自身がセレクトした、10年の軌跡をたどるライフワーク・
ベストアルバム。
SUGIZOは言います
「BPM130にフォーカスしたエレクトロの楽曲なんですが、静の側面や蒼い炎が浮かぶような表現が
興味深いと思います。元々舞台『眠狂四郎無頼控』のサウンドトラックとして書いた「円月殺法」が
モチーフにあることも大きいのではないかと認識しています。そのアプローチが気に入っていて、
そこから発展したよりエレクトロ&アンビエントな楽曲を書きたかった。そして僕にとって
最も大切なシンガーであったOrigaに声を入れてもらったことで、作品がよりスピリチュアルに
導かれ、満月の海、そこで生きる海洋生物、宇宙と交信していると言われるイルカが歌う姿…、
様々な映像的イメージを想起してもらえるのではないかと思います。
作曲家としては、音の万華鏡とも言える移り変わる風景を描きたかったので、結果としてその試みが
上手くいったこともあり、非常に気に入っている楽曲です」。
▼ARC MOON(AUDIO)/SUGIZO
みなさんからのメールをお待ちしております。
まで!
<お知らせ>
■ソロ活動25周年記念LIVE DISC『And The Chaos is Killing Me』
7月5日(水) 発売決定!!
本作は2022年11月29日、Zepp Hanedaでソロ活動25周年を記念して
HEATH(X JAPAN)、KenKen(SHAG, RIZE, LIFE IS GROOVE, ComplianS)、佐藤タイジ
(シアターブルック, ComplianS)等、豪華ゲストを迎えて行われた
“SUGIZO 四半世紀祭 25th ANNIVERSARY GIG”を完全収録!
さらに発売に伴うキャンペーンも決定!
大阪・名古屋・東京にて購入者特典のサイン会を実施します。
詳細は特設サイトをご覧ください。
https://sugizo.com/feature/a_t_c_i_k_m
■LIVE DISC『And The Chaos is Killing Me』リリース記念TOUR
SUGIZO TOUR 2023 「Rest in Peace & Fly Away ~And The New Chaos is Saving You~」
開催決定!
コロナ禍の影響もあり、ソロツアーとしては約5年ぶりの開催となる今回は、MaZDA、よしうら
けんじ、komaki、ZAKROCKから成るSUGIZO COSMIC DANCE QUINTETに加え、
Chloe(パジャマで海なんかいかない)が参加!!
2023年型SGZ MUSICを是非体験してください!!!!
<日程>
7月3日(月) 新宿ReNY (FC Only)
7月5日(水) 大阪 ESAKA MUSE
7月6日(木) 名古屋 Electric Lady Land
7月10日(月) 東京 Zepp DiverCity
https://sugizo.com/feature/tour2023
■SUGIZO ソロデビュー25周年記念BEST盤『THE COMPLETE SINGLE COLLECTION』発売中
(2022年11月23日(水・祝))
最新のセンス&スキルで新たにMixし直した7曲を含む全シングル 30曲を収録!!
唯一無二の宇宙的SGZ MUSICの集大成を、その軌跡を是非体感してください!
「初回限定盤」と「通常盤」の2形態で発売され、「初回限定盤」はSHM-CD3枚組と楽曲解説、
インタヴューなどブックレッットが付いた特殊LPジャケット仕様。
https://sugizo.com/feature/sugizo25th
■YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIによる新バンド「THE LAST ROCKSTARS」が誕生!
デビューシングル「THE LAST ROCKSTARS(Paris Mix)」全世界配信リリース。
YouTubeにてMV公開中!!
■2022年SUGIZOが始動した、環境への配慮、カーボン・ニュートラルへの揺るぎなき行動と
同時に、高い美意識とを両立させた、ロックなエシカル・ファッションを提唱するアパレル・
ブランド「THE ONENESS」。
2nd Collectionとなる2022-23 AUTUMN &WINTER 商品掲載中です。
是非ご覧ください!!
地球にも肌にも優しい無添加石鹸を展開するAprès la pluie(アプレ ラ プリュイ)と
「THE ONENESS」のコラボレーションアイテム、ウクライナ難民支援チャリティー石鹸
「HIMAWARI Soap」が発売!
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