
第82回目の放送はいかがでしたか?
それでは今週オンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
今週のオープニングは、
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
今週はThe Cureの1987年リリースのアルバム『Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me』から
「Why Can’t I Be You」。
M-1 Why Can’t I Be You/The Cure
1987年に発売された7枚目のスタジオ・アルバム『Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me』は、
彼らにとってアメリカ進出を果たしたアルバムで、UK最高位6位、USA最高位25位(1,000,000,枚の
ヒット)を記録した最高傑作に挙げられることも多い作品。
「Why Can’t I Be You」は同アルバムの1枚目シングルとして同年リリース。
1978年、前身バンドとなるイージー・キュアーを母体として、ロバート・スミス、
マイケル・デンプシー、ローレンス・トルハーストのスリーピース・バンドを結成。
翌1979年にシングル「Killing An Arab」でフィクション・レコードからデビュー。
ポストパンク期にリリースされたアルバム『スリー・イマジナリー・ボーイズ』でデビュー。
ロバートはスージー&ザ・バンシーズの全英ツアーのサポート・ギタリストとしても活動。
メンバーチェンジを経て、2作目のアルバム『セブンティーン・セコンズ』で、初めて全英トップ20入り
した「A Forest」や「Play For Today」が収録されている。
続いて制作された3作目アルバム『フェイス (信仰)』のタイトル曲はロバートの宗教観を
歌ったものであるという。
4作目のアルバム『ポルノグラフィー』で彼の世界観は爆発する。ロバートの死に対するオブセッションと
行き場のない怒りを反映し、ヘヴィーでダークな極彩色のサイケデリック・サウンドへと変貌を遂げる。
そして極度の緊張の中で制作されたためにメンバー間の仲は最悪なものとなり、
ツアー中に起きたメンバー間の大喧嘩等によりメンバー脱退、そしてロバートは活動の休止を決意した。
日本ではこの『ポルノグラフィー』がデビュー作となる。
さらに続いてリリースされたアルバム『キス・ミー、キス・ミー、キス・ミー』は、ザ・キュアーという
バンドが持つ魅力と可能性を凝縮したバラエティーあふれる内容で、世界中で熱狂的なヒットを記録、
キュアーを英国のカルト・バンドから世界的なロック・バンドへと推し進めることになった。
ポストパンク、ゴス、デカダン、これらの世界観がSUGIZOのセンスの根源であり、
美意識の核と言えます。
知名度、セールス、そして活動歴においてもそのシーンのトップランランナーであるThe Cureは、
SGZにとってあまりに重要な存在です。
アルバム『Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me』は1987年作品でありながら全くその輝きを失っていません。
▼Why Can’t I Be You (Top Pop より)/The Cure
続いては
<Half Century Anniversarymusik>
このコーナーは、今年、発売から50年を迎える音楽を紹介しています。
今週は、ピンク・フロイドのアルバム『狂気/The Dark Side of The Moon』から
「Us And Them」。
M-2 Us And Them/ピンク・フロイド
『狂気/The Dark Side of The Moon』は、1973年に発表された8作目のスタジオ・アルバム。
現代社会の緊張と抑圧、人間の心のなかに潜む狂気をテーマにした一大コンセプト・アルバムは、
バンド初となる全米チャート1位を獲得。その後も741週に渡ってランク・インし続け、
全世界で5,000万枚以上を売り上げたロック史に残る名盤。
全英チャートでも2位を記録。
バンドとエンジニアのアラン・パーソンズによって生み出された究極の音世界は圧巻。
あまりにも象徴的なジャケットのアートワークはヒプノシスによって光のプリズムをモチーフにデザイン
された。
本作よりロジャー・ウォーターズがすべての歌詞を手がける。
『狂気』の当初はコンセプトは、ミュージシャンとしての人生に伴う重圧について歌った曲の
コレクションというものだったが、結果的には富(「マネー」)や紛争(「アス・アンド・ゼム」)、
狂気(「狂人は心に」)、浪費される人生(「タイム」)、そして死(「虚空のスキャット」)など、
多様なテーマを持つ。
そのサイケデリックな世界観、宇宙的サウンドスケープ、完璧な構築美、辛辣なメッセージ、
あらゆる意味でSUGIZOは世界最高峰ロックバンド、ピンク・フロイドから多大な影響を
受けてきました。
この歴史的名盤『狂気/The Dark Side of The Moon』が半世紀を迎えるという事実が、
大の音楽ファンSGZにとって2023年の最大のトピックと言えます。
▼Us And Them(PULSE Restored &Re-Edited)/Pink Floyd
最後は、SUGIZO『THE COMPLETE SINGLE COLLECTION』から
SUGIZO feat. COLDFEETで「SUPER LOVE 2012」。
M-3 SUPER LOVE 2012/SUGIZO feat. COLDFEET
「SUPERLOVE」は、2012年にCOLDFEETをフィーチャリングゲストとして迎えた配信シングル。
Lori Fine(COLDFEET)のヴォーカルをフィーチャリングして2002年に発表された
「SUPER LOVE」を、グルーヴィなハウスアレンジでリメイクした、唯一無二のハイブリッド・ハウス・
チューン。
「2002年リリースの「SUPER LOVE」を、10周年に当たる2012年にCOLDFEETとタッグを組んで
新ヴァージョンとして表現しました。COLDFEETは今や25年来の盟友で、02年当時、既に彼らはハウス・
ミュージックの第一人者。「SUPER LOVE」をダンス・ミュージックに再構築と考えた時、BPM=130の
可能性に挑戦しようとすると、トランスやエレクトロというより、やはりこの曲のイメージはハウス。
ならば彼らと組んで、ぜひLoriに歌ってほしい、と切望しました。“SUGIZO & THE SPANK YOUR JUICE”にも参加してくれていた彼女の声と、WATUSIさんの超絶グルーヴィー・ベースを
この曲で大々的にフィーチャリングしたくて、バキバキのハウスにリメイクしました。
最高にホットなトラックに生まれ変わったと自負しています」とSUGIZO。
▼SUPERLOVE 2012(Preview)/SUGIZO feat. COLDFEET
みなさんからのメールをお待ちしております。
まで!
<お知らせ>
■会員制のオンラインサロン「THE ONENESS WILL」が開始!
SUGIZOと一緒に社会のさまざまな問題について考え、サロンの中から生まれた活動と、活動を通じた
交流によって少しずつ変わり始める社会を見つめます。新しい未来を作ることに興味のある人、
思いはもっていてもどのように実現していけばいいかを迷っている人、
同じマインドをもった仲間を見つけたい人、それらの活動を支援したい人たちへ向けて、
共により良い世界へと向かう一歩を歩んでいく場をお届けします。
https://community.camp-fire.jp/projects/646964/preview?token=1dx48b07
■「WINTER EXTRAVAGANZA IN SEARCH OF KYOKA」出演決定!
様々なジャンルのアーティストがコラボレーションして鏡花の世界を彷徨するスペシャル・
パフォーマンス。
宝生流能楽師・渡邊荀之助とミュージシャン・SUGIZO、和洋楽器を自由に操るグループ、
Neo Japanesqueが共演。
さらに、プロデューサー・立川直樹が楽曲を選び、生演奏と合体させようという斬新なアプローチで
作りあげられるEXTRAVAGANZA。
冬の金沢で一夜限りの夢の世界の扉が開く。
【日程】
2月17日 北國新聞赤羽ホール
料金:鑑賞無料(事前申し込み制)
募集期間:1/13(金)~1/30(月)(募集人数/500人、応募多数の場合抽選)
https://e-ve.event-form.jp/event/45439/magical2023
■音楽の多様性に満ちたヴァイブランドなライヴ・ジャム・シリーズ
「What Is Jam? Spring 2023」開催決定!!
hosted by SHAG (※小SHAGでの出演となります)
【日程】
3月17日 神戸RINKAITEN with バラビンバラブン/DJ PENNY
3月18日 京都FANJ with NABOWA
3月19日 名古屋 新栄SHANGRI-LA with Sunday Night's Squad
https://eplus.jp/sf/word/0000001347
■SUGIZOとダンスアーティスト西島数博が創造するコンテンポラリーアートの世界
MUSIC&DANCE LIVE「∞RHAPSODY」がBAROOMにて開催決定!!
チケット好評発売中!
https://rhapsody-baroom.peatix.com/
【日程/開演時間】
3月31日 (金)19:00
4月1日 (土)13:00|16:00
4月2日 (日)13:00|16:00
※開場時間は開演1時間前となります。
■SUGIZO ソロデビュー25周年記念BEST盤『THE COMPLETE SINGLE COLLECTION』発売中
(2022年11月23日(水・祝))
最新のセンス&スキルで新たにMixし直した7曲を含む全シングル 30曲を収録!!
唯一無二の宇宙的SGZ MUSICの集大成を、その軌跡を是非体感してください!
「初回限定盤」と「通常盤」の2形態で発売され、「初回限定盤」はSHM-CD3枚組と楽曲解説、
インタヴューなどブックレッットが付いた特殊LPジャケット仕様。
https://sugizo.com/feature/sugizo25th
■SUGIZOソロデビュー25周年を記念してサブスク解禁!!
唯一無二のSUGIZO MUSICを是非体験してください!!
https://sugizo.com/news/detail/504
■11月29日(火) Zepp Hanedaで開催されたSUGIZOソロ25周年記念ライヴ
「SUGIZO 四半世紀祭 25th ANNIVERSARY GIG」のDVD/Blu-rayが来春リリース予定!!
豪華ゲストを迎えて実現した一夜限りのスペシャルステージが、こだわり抜かれた美麗な映像と音で
蘇ります。
詳細は後日発表致します。乞うご期待!!
■YOSHIKI、HYDE、SUGIZO、MIYAVIによる新バンド「THE LAST ROCKSTARS」が誕生!
デビューシングル「THE LAST ROCKSTARS(Paris Mix)」が12月23日に全世界配信リリースされた。
現在、MVもYouTubeにて公開中!!
■THE LAST ROCKSTARS 日米公演開催決定!
2023年1月26日、27日には有明アリーナ、1月29日、30日には東京ガーデンシアター、
2月3日(追加公演)、4日 ニューヨークと2月10日にロサンゼルスにて、デビュー公演を開催する。
※日本公演及び2月4日 ニューヨークとロサンゼルス公演はチケットsold out!!
■2022年SUGIZOが始動した、環境への配慮、カーボン・ニュートラルへの揺るぎなき行動と同時に、
高い美意識とを両立させた、ロックなエシカル・ファッションを提唱するアパレル・ブランド
「THE ONENESS」。2nd Collectionとなる2022-23 AUTUMN &WINTER 商品掲載中です。
是非ご覧ください!!