
第58回目の放送はいかがでしたか?
それでは今週オンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
オープニングは
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
今週は、1975年10月にリリースされたYMO「TECHNOPOLICE」
M-1 Technopolis/YMO
国内での1枚目のシングル。
「ライディーン」と並ぶYMOの代表曲。坂本龍一は「単に売れる曲を書いてやろうと思って」と
コメントを残している。
ピンク・レディーの一連の楽曲を坂本が分解・研究し再構築した「東京歌謡」。
高橋幸宏は、「筒美京平がYMOの曲を作ったらどうなるかって、そんなコンセプトで教授が書いた。
だからヒット曲になった」とコメントしている。
SUGIZOが中1の夏、初めて自ら入手したレコードがYMOの名作「Solid State Surviver」であり、
そのオープニング曲「Technopolis」にノックアウトされます。
それはSGZの運命を大きく変えたファースト・インパクトとなりました。
その衝撃は40年を経た今もなお全く霞んでいません。
▼「Technopolis」(1979) / YMO
続いては、
<Half Century Anniversarymusik>
このコーナーは、今年、発売から50年を迎える音楽を紹介しています。
今週は、ブラジルを代表するギタリスト、Baden Powellの1972年発売のアルバム
『Images on Guitar』から「Petite Waltz」を紹介します。
M-2 Petite Waltz/Baden Powell
バーデン・パウエル・ヂ・アキーノ
(Baden Powell de Aquino、1937年8月6日-2000年9月26日肺炎のため逝去)、
ブラジル音楽を代表するギタリストであり作曲家。リオデジャネイロ・バレーサイ生まれ。
ピアニストのフィリップ・バーデン・パウエル・ヂ・アキーノと、
ギタリストのルイス・マルセル・パウエル・ヂ・アキーノは息子。
非常に技巧的なギター演奏をするギターの巨匠として知られており、アルバム『アフロ・サンバ』などの作品で
知られる。
父親は靴屋であり、チューバ奏者であった。バーデンにはヴァイオリンを習わせていたが、
4歳の頃、自らの意思でギターに転向。
8歳の頃から正統派ブラジル古典音楽の教育を受け始める。
19歳で作曲した「悲しみのサンバ(Samba Triste サンバ・トリスチ)」がヒットし、一躍有名となる。
アントニオ・カルロス・ジョビンなど多くのボサノヴァ・アーティストたちとクラブでの共演を行っていた
24歳の頃ヴィニシウス・チ”・モライスと出会い、
その後アルバム アフロ・サンバや映画「男と女」のサントラの制作を共にする。
その後、ブラジル民謡、バッハなどクラシックを取り入れた作曲をさらに追求し、
ボサノヴァの範疇に納まらないギター奏者として活躍する。
また1970年と1971年には来日を果たしており、当時ギタリストを目指していた日本の若者に強烈な印象を
与え、一大ブームを巻き起こした。
1970年代中盤から体調を崩し、1980年代中頃まで活動休止に近い状態になる。
1983年にドイツに移住し静養した後、1980年代終盤より活動を再開。
1988年にはブラジルに帰国。
1990年代には再来日も果たし、再び精力的に音楽活動を行なった。
伝説の巨匠ジョアン・ジルベルトと共にSGZが大いに敬愛するマエストロ、バーデン・パウエル。
その超絶技巧、ブラジル音楽の頂点に君臨するギターワークは、SGZにとって永遠の憧れです。
▼「Petite Waltz」/Baden Powell
今週最後の曲は、
SUGIZO × HATAKENのデュオ・アルバム『The Voyage to The Higher Self』から
M-3 Svadhisthana/SUGIZO × HATAKEN
SUGIZOがモジュラー・シンセサイザー界を牽引するHATAKENとコラボレーション。
インド哲学に由来する心と体を調整するエネルギー“チャクラ”をモチーフにした全7曲が誕生、
デュオとして初のオリジナル・アルバム『The Voyage to The Higher Self』。
モジュラー・シンセを限界まで駆使し、変調したギターが縦横無尽に空間を舞う、
宇宙との交信を音像化したかのような至高のアンビエント・ミュージック。
4月10日 #41で放送しており、今回3度目の選曲です。
セクシュアルな意味を持つ第二チャクラに対応する2曲目「Svadhisthana」には、
官能的(Sensual)なイメージが投影されています。
SGZの艶やかなアルペジオとフレットレス・ギター、HTKNのグラニュラーを駆使したサウンドスケープが、
永遠に広がる未来の原風景を感じるような極上のチルアウト・ミュージックとなっています。
▼『The Voyage to The Higher Self』特設サイト
https://sugizo.com/feature/The_Voyage_to_The_Higher_Self
みなさんからのメールをお待ちしております。
sugizo@fmyokohama.jp
までお送りください。
それでは次回もお楽しみに!
<お知らせ>
■立川直樹氏によって選ばれたメンバーが、映画館でもう一度観たい映画を選び、
紹介していくシネマシティの【選ぶシリーズ】。
今回SUGIZOが選んだのは、フランク・ザッパの人生に迫ったドキュメンタリー映画「ZAPPA」。
8/22~28に上映され、その初日22日(月18:25回終映後に、#立川直樹 × #SUGIZO による
トークショー開催決定!
https://ccnews.cinemacity.co.jp/selection_series_202208/
■戦慄のサイケデリック・ジャムバンド SHAG 1stアルバム「THE PROTEST JAM」好評発売中!!
リード曲「Rebellmusik」MVと全曲視聴動画を公開中です。
特設サイトより是非ご覧ください。
https://sugizo.com/feature/SHAG_THE_PROTEST_JAM
■約3年振りのSUGIZO COSMIC DANCE QUINTETによる25周年記念ライヴ
「SUGIZO 25th Anniversary GIG」が、2022年11月29日(火) Zepp Hanedaにて開催決定!!
さらに、ソロ活動始動の1997年7月9日にリリースされた1st Single「LUCIFER」から最新作までの
全シングル曲を収録した集大成となるベスト・アルバム「COMPLETE SINGLE COLLECTION」が
2022年11月にリリース!!
詳細は後日発表します。
■LUNA SEA 復活祭!日本武道館2days開催決定!
ヴォーカルRYUICHIが声帯に出来た静脈瘤(微小血管病変)を除去する手術を行うため、
今年2/1に開催された全国ツアー「CROSS THE UNIVERSE」大阪公演をもって一時活動を休止し、
その回復を待つための充電期間に入っていたが、遂に復活ライヴの開催が決定!
詳細はLUNA SEAオフィシャルサイトをご確認ください。
https://www.lunasea.jp/news/LUN_news_20220606
タイトル:LUNA SEA 復活祭 -A NEW VOICE-
会場:日本武道館
8月26日(金) 開場17:00/開演18:00
8月27日(土) 開場15:00/開演16:00
■SUGIZOとモジュラーシンセ界を牽引するHATAKENとのアンビエント・デュオ作品
Album「The Voyage to The Higher Self」好評発売中!!
特設サイトにてMV及び全曲視聴動画公開中です。
https://sugizo.com/feature/The_Voyage_to_The_Higher_Self
■2022年SUGIZOが始動した、環境への配慮、カーボン・ニュートラルへの揺るぎなき行動と同時に、
高い美意識とを両立させた、ロックなエシカル・ファッションを提唱するアパレル・ブランド
「THE ONENESS」。
2nd Collectionとなる2022-23 AUTUMN&WINTER 商品掲載中です。
是非ご覧ください!!