
第55回目の放送はいかがでしたか?
それでは今週オンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
オープニングは7月1日にリリースされたSHAG 1stアルバム 『THE PROTEST JAM』 より
「Round Midnight」 をお送りしました。
M-1 Round Midnight/SHAG
SUGIZOが2002年に結成、クラブ&レイヴ・シーンを中心に推進したサイケデリック・ジャムバンド
「SHAG」。
2020年にメンバーを再編成、新たなコンセプトを基に12年ぶりに再始動し、Blue Note TOKYOをはじめ
各地で過激かつ濃密なインプロヴィゼーション・バトルを繰り広げてきました。
そして今年2022年、結成20年目にして1stアルバム 『THE PROTEST JAM』 をリリースしました。
SHAG are
SUGIZO (Gt/Vn)
KenKen (B)
類家心平 (Tp)
別所和洋 (Key)
よしうらけんじ (Per)
松浦千昇 (Dr)
セロニアス・モンク作曲による「Round Midnight」。
渡辺香津美氏のアルバムに参加した際に本曲で共演して以来、この名スタンダード曲は
SUGIZOの定番のひとつになっています。
類家心平のトランペットをフィーチャーした前半、SGZによるテーマと絡む別所和洋のRhodesが
耽美な中盤から、過激なフリー&アヴァンギャルドに雪崩れ込む後半のスリル・・・
2020年代解釈版のSHAG流「Round Midnight」を堪能してください。
アルバムに収録される全曲が試聴できるクロスフェード動画と、リード曲となる「Rebellmusik」のMVが
公開されています。
ロック、ジャズ、フリー、ファンク、パンク、ニューウェーヴ、アヴァンギャルド、ノイズ、アンビエント、
そしてダブ。
カテゴリーの枠を超え6人の鬼才が織りなす即興演奏のバトルロイヤル、それは予想不可能なスリル、
美しき恍惚のジャム。
ドープで官能に満ちたプロテスト・ジャズロックを是非、爆音で体感してください!
▼SHAG “THE PROTEST JAM” Preview
▼「SHAG / Rebellmusik」MV
<The Marvelous Newmusik>
このコーナーは、SUGIZOが心揺さぶられた新世代のアーティスト、または新譜を紹介しています。
今週は、John Scofieldの新作 『John Scofield』 から 「Elder Dance」 をお送りしました。
M-2 Elder Dance/John Scofield
アルバム『John Scofield』について (Universal HPから)
半世紀以上に亘る幅広い活躍がジャズ、フュージョンのみならず、全音楽ファンから愛され続ける
ヴェテラン・ギタリスト、キャリア初のソロギター・アルバム。
2020 年にリリースされた『スワロウ・テイルズ』が ECM からの初リーダー作となったスコフィールドの
第2弾アルバム。
半世紀以上にわたるキャリアを持ち、マイルス・デイヴィスやジョー・ヘンダーソンといったジャズの
巨匠たちとの影響力のあるコラボレーションや、ジャンルを超えた数多くのリーダー作で知られている
ジョン・スコフィールドだが、ソロギター録音作品はなん とキャリア初!
数十年の経験を生かし、今日まで彼が横断してきたスタイルとイディオムを通じて親密な演奏を披露。
自分自身と対話し、ループマシンを使って彼自身の味わい深いコードとリズム伴奏に合わせてソロを演奏。
「家で一人で演奏することで身についた繊細さがあると思う。
バンドと演奏することに慣れきってしまっていて、そこにある種の音楽性がある。それがなくなって、
弦楽器の美しさをピンポイントで表現するような、より繊細なアプローチに取って代わられたんだ。
ソロで演奏するときは、その場で小さなギターループを作るんだけど、
まるで他の人と一緒に演奏しているみたいなんだ」とコメント。
SUGIZOが高校生の頃から憧れてきたジョン・スコは、ジャズ・ファンクやジャムバンド・シーンを
長年にわたり牽引し続け、また唯一無二のアウトフレーズを駆使したアドリブでトリッキーかつ
アヴァンギャルドなプレイを得意とするジャズ・ギター界の巨星として知られていますが、
今作のような繊細で牧歌的な美しい側面は、新しい大きな魅力といえるでしょう。
▼John Scofield Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/channel/UCox0a_pbj_auPuirufg-H4Q
続いては、
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
今週は、 Antonio Carlos Jobimのアルバム 『Stone Flower』 から 「Sabia」 をお送りしました。
M-3 Sabia/Antonio Carlos Jobim
『Stone Flower』は、6枚目のスタジオ・アルバム。
1970年3〜5月に、Creed Taylorのプロデュースで、Van Gelder Studiosでレコーディングされました。
20世紀、ブラジルが生んだ偉大なる作曲家、詩人である(本名:アントニオ・カルロス・ブラジレイロ・ジ・
アルメイダ・ジョビン)、人々は親しみを込め彼のことをTom Jobim(トム・ジョビン)と呼ぶ。
誰もが耳にした事があるだろう「The Girl From Ipanema」「Wave」の作者でありボサノヴァの誕生に
関わった重要人物、まさに創始者。
ボサノヴァが誕生する瞬間~それは’56年、その頃無名であった歌手のJoan Gilbrtotの独特の囁くような、
話しかけているような歌い方に魅了され、’58年のアルバム“エリゼッチ・カルド-ゾのジョビン/ビニシウス
作品集”のレコーディングにギタリストとして推薦し、またジョアン・ジルベルトの作曲で名曲
「Shega De Saudade」を作る。
’58年11月、ジョアン・ジルベルトがセカンド・シングルとして録音したのが、「チ“サフィナード」が、
この「調子っぱずれ」という意味が付いた名曲はジョビンが作曲したもので
ボサノヴァ最初の作品とも言われている。
活発な活動の続くジョビンは’94年にアルバム「アントニオ・ブラジレイロ」をリリース。
このアルバムではボサノヴァの名曲からクラシカルな楽曲までとジョビンの全てが表現された内容となり、
ドリヴァル・カイミ、スティングも参加の豪華な一枚で、
そこには自然を愛するジョビンの哲学が散りばめられている。
しかしこのアルバムを最後にジョビンは帰らぬ人となった。
1994年、12月8日に膀胱ガンの手術の為にニューヨークの病院に入院中に永遠の眠りについた。
享年67歳。ブラジルは3日間の喪に服す。
幼少の頃から無意識のうちにジョビンの音楽に親しんでいたSUGIZOのDNAにはブラジル音楽、
とりわけボサノヴァが深く刻まれています。
ブラジルが誇る界最高峰の作曲家ジョビンが残した至高の芸術を、SGZは生涯愛し続けていきます。
▼Tom Jobim (Antonio Carlos Jobim ) Official YouTube Channel
https://www.youtube.com/channel/UCzXA5HkGXQ1KkqKd7s8g_MA
みなさんからのメールをお待ちしております。
sugizo@fmyokohama.jp
までお送りください。
それでは次回もお楽しみに!
<お知らせ>
■戦慄のサイケデリック・ジャムバンド SHAG 1stアルバム「THE PROTEST JAM」好評発売中!!
リード曲「Rebellmusik」MVと全曲視聴動画を公開中です。
特設サイトより是非ご覧ください。
https://sugizo.com/feature/SHAG_THE_PROTEST_JAM
■音楽の多様性に満ちたヴァイブランドなライヴ・ジャム シリーズ「WHAT IS JAM?」開催決定!! Vol.1は
8月11日 渋谷Contactで行われます。
出演:小SHAG / The Free Nation -Live / SUGIZO & HATAKEN / HATAKEN / 坪口昌恭
詳細は下記よりご確認ください。
https://www.contacttokyo.com/schedule/what-is-jam-vol-1-new-dawn/
■約3年振りのSUGIZO COSMIC DANCE QUINTETによる25周年記念ライヴ
「SUGIZO 25th Anniversary GIG」が、2022年11月29日(火) Zepp Hanedaにて開催決定!!
さらに、ソロ活動始動の1997年7月9日にリリースされた1st Album「LUCIFER」から最新作までの
全シングル曲を収録した集大成となるベスト・アルバム「COMPLETE SINGLE COLLECTION」が
2022年11月にリリース!!
詳細は後日発表します。
■LUNA SEA 復活祭!日本武道館2days開催決定!
ヴォーカルRYUICHIが声帯に出来た静脈瘤(微小血管病変)を除去する手術を行うため、
今年2/1に開催された全国ツアー「CROSS THE UNIVERSE」大阪公演をもって一時活動を休止し、
その回復を待つための充電期間に入っていたが、遂に復活ライヴの開催が決定!
詳細はLUNA SEAオフィシャルサイトをご確認ください。
https://www.lunasea.jp/news/LUN_news_20220606
タイトル:LUNA SEA 復活祭 -A NEW VOICE-
会場:日本武道館
8月26日(金) 開場17:00/開演18:00
8月27日(土) 開場15:00/開演16:00
■SUGIZOとモジュラーシンセ界を牽引するHATAKENとのアンビエント・デュオ作品
Album「The Voyage to The Higher Self」好評発売中!!
特設サイトにてMV及び全曲視聴動画公開中です。
https://sugizo.com/feature/The_Voyage_to_The_Higher_Self
■2022年SUGIZOが始動した、環境への配慮、カーボン・ニュートラルへの揺るぎなき行動と同時に、
高い美意識とを両立させた、ロックなエシカル・ファッションを提唱するアパレル・ブランド
「THE ONENESS」。
只今、「ウクライナ難民支援チャリティーTシャツ」受注開始。
ご支援宜しくお願い致します。