
第49回目の放送はいかがでしたか?
それでは今週オンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
オープニングは
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
今週は、ZAPPA Original Soundtrackより 「Scumbag(Live At Filmore East NY 1971)」
Frank Zappa The Mothers of Invention、John Lennon、Yoko Ono です。
M-1 Scumbag(Live At Filmore East NY 1971)
/ Frank Zappa The Mothers of Invention、John Lennon、Yoko Ono
『ZAPPA Original Soundtrack』
各方面から高い評価を得たドキュメンタリー映画『ZAPPA』の日本公開に合わせ、そのキャリアを振り返る
代表曲の数々や、映画音楽家のジョン・フリッゼルの書き下ろしスコアなどを収録した3CDのオリジナル・
サウンドトラック・アルバム。
マザーズ・オブ・インヴェンションのデビュー・アルバム『フリーク・アウト!』 (66年) から
生前最後のアルバムとなった『イエロー・シャーク』 (93) まで、フランク・ザッパが残した膨大な音源から
名曲/名演、重要な関連音源をピックアップした2枚のディスクに、ジョン・フリッゼルによる
オリジナル・スコアを中心にしたディスクを加えた全68曲/3枚組。
代表曲を中心に、計12トラックの初CD化音源、ザッパのレーベルから世に出たアリス・クーパーの初期音源、
ザッパが制作を担ったGTOsの楽曲、ザッパが指揮を執ったアンサンブル・モデルンのライヴ音源、
彼が敬愛したストラヴィンスキー、ヴァレーズらの作品、さらにザッパ自身のインタビューなど
多彩な関連音源を併せて収録。20世紀を代表する音楽家を振り返るにまたとないコンピレーション。
秘蔵の映像や関係者のインタビューなどを織り交ぜ、フランク・ザッパの知られざる私生活を浮き彫りにした
映画『ZAPPA』 (監督は俳優としても活動するアレックス・ウィンター) の劇中使用曲の大半を網羅。
「Scumbag」
Written by: Lennon-Ono-Zappa
Recorded: 6 June 1971
Producers: John Lennon Yoko Ono Phil Spector
ジョンとザッパ。SUGIZOにとって2大神の奇跡の共演の超レア映像が映画「ZAPPA」では目撃できます。
半世紀以上が過ぎてもなお、そのコラボレーションは圧倒的にクリエイティヴで、極めて刺激に満ちています。
▼Scumbag(Live At Filmore East NY 1971)
/ Frank Zappa・The Mothers of Invention・John Lennon・Yoko Ono
https://www.youtube.com/watch?v=D3WUHA-W14o
<The Mervelous Newmusik>
このコーナーは、SUGIZOが心揺さぶられた新世代のアーティスト、新譜を紹介しています。
今週は、Awich 「TSUBASA」
M-2 TSUBASA feat. Yomi Jar/Awich
沖縄が本土復帰50年を迎えた5月15日、Awichの沖縄をテーマにした新曲
「TSUBASA feat. Yomi Jah」が配信。
カマシ・ワシントン、ローリンヒルなどの重要人物からも信頼される、ニューヨークの最前線で活躍する
日本人キーボーディスト/プロデューサーのBIGYUKIがプロデュースを、アレンジはAwichの共同制作者として
お馴染みのChaki Zuluが手掛け、Awichの愛娘であるYomi Jahをfeat.に迎えリリースされたこの楽曲。
50年前までアメリカの国土であった沖縄は、その歴史ゆえに抱えるさまざまな問題や人々の感情、
結果として生まれ育つ独自のミックスカルチャーを持つ。
同じ日本でありながらも、沖縄がゆえに抱える不条理な社会的問題や起きる事件。
それらへの複雑な感情と同時に、すぐ隣に存在するアメリカへの憧れ。
返還から半世紀が経った今、島が内包する混沌のなかで育つ子供たちに向けて、置かれた環境のなかから、
自分たちがどう生きるかを見つけ大きく羽ばたいていってほしい、というメッセージが込められた楽曲だ。
MVは、愛娘とその友達総勢16名の子供たちとともに沖縄の地で撮影された。
Awich (エイウィッチ)
1986年沖縄那覇市生まれ
ヒップホップクルー、YENTOWN所属。2006年アトランタに渡る。2007年にアルバムをリリース。
アメリカ人と結婚。長女が生まれる。夫と死別し、娘と沖縄に帰郷。本格的な音楽活動を始め、
2020年メジャーデビュー。
沖縄本土返還50周年の今年、SUGIZOが最も注目し、愛するアーティストがAwichです。
あらゆるボーダーを超えた彼女の音楽性、パフォーマンス、そしてその意識は、
これからのJ-POPをリードするべき最重要な存在だと言えます。
▼TSUBASA feat. Yomi Jar (Prod.BIGYUKI) / Awich (Official YouTube Channel)
▼Awich公式サイト
最後の曲は、今年で三回忌となるDEAD ENDのYOU氏を讃えてSUGIZOがカヴァーした楽曲
「So Sweet So Lonely」
M-3 So Sweet So Lonely/SUGIZO
アンビエント/ヒーリング・ミュージックに特化したSUGIZOの2020年のアルバム『愛と調和』からの
1曲です。
3月6日 #36で放送しており、今回2度目の選曲です。
2020年6月に急逝したDEAD ENDのギタリスト足立”YOU”祐二氏を追悼するためにSGZはこのDEAD END
の1989年リリースのシングル曲をカヴァーしました。
SGZはこう語っています。
「YOUさんは、僕が最も影響を受けた日本人ギタリストの一人で、生前はとても親しくさせていただきました。
2020年6月、YOUさんが旅立ってしまったことは僕にとって計り知れないほど悲しい衝撃でした。
そしてアルバム『愛と調和』にYOUさんへのレクイエムを入れようと決断したんです。
僕のオリジナル・アルバムでカヴァー曲が収録されるのは初めてのこととなります。
「So Sweet So Lonely」は、DEAD ENDの4枚目のアルバム『ZERO』の先行シングル曲で、
数ある大好きな曲の中でも特にYOUさんの魂を最も祝福でき、
感謝と光に満ちたエネルギーを表現できると思い、この曲を選びました。
ギターソロもリスペクトを込めて、YOUさんの演奏ニュアンスを極力オマージュしました。
重要な役割を担っているパイプオルガンも元々オリジナルにそれらしい音色で鳴らされている
既存フレーズです。チューブラベルの音も、それを彷彿とさせる音が原曲に入っています。
チューブラベルの音は、僕にとって最も強く祝福をイメージさせる音です。
こうして今回、原曲から僕が感じたものを生の音で表現していきました」。
▼SUGIZO 『愛と調和』 アルバム特設サイト
https://sugizo.com/feature/LOVE_and_TRANQUILITY
みなさんからのメールをお待ちしております。
sugizo@fmyokohama.jp
までお送りください。
それでは次回もお楽しみに!
<お知らせ>
■SUGIZO 率いる戦慄のサイケデリック・ジャムバンド SHAG 1stアルバム「THE PROTEST JAM」を
7月1日発売!!
また、リリース記念ライヴとして6月23日京都FANJと7月4日 LIQUIDROOMにて開催!!
チケット好評発売中です。詳細は特設サイトをご確認ください。
https://sugizo.com/feature/SHAG_THE_PROTEST_JAM
■6月16日 Spotify O-EASTにて開催される「足立 "YOU" 祐二 三回忌追悼コンサート」にSUGIZOが出演!
2020年6月16日に永眠したDEAD ENDのギタリスト 足立"YOU"祐二氏。
生前の彼と縁のあったミュージシャンが参加し、彼を愛した音楽仲間と奏でる特別な公演をお見逃しなく!!
https://www.liveexsam.co.jp/artist/adachi_concert/
■SUGIZOとモジュラーシンセ界を牽引するHATAKENとのアンビエント・デュオ作品
Album「The Voyage to The Higher Self」好評発売中!!
特設サイトにてMV及び全曲視聴動画公開中です。
https://sugizo.com/feature/The_Voyage_to_The_Higher_Self
■2022年SUGIZOが始動した、環境への配慮、カーボン・ニュートラルへの揺るぎなき行動と同時に、
高い美意識とを両立させた、ロックなエシカル・ファッションを提唱するアパレル・ブランド
「THE ONENESS」。