
第44回目の放送はいかがでしたか?
それでは今週オンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
オープニングは
<SGZ’s Recent Favorite>
このコーナーは、古今東西カテゴリー関係無く、SUGIZOが現在ハマっている音楽を紹介していきます。
今週は、GLOKの「Closer」
M-1 Closer/GLOK
Ride、Oasis、そしてBeady EyeのAndy Bellは、GLOK名義で電子音楽を手がけています。
アルバム『Pattern Recognition』は2021年10月15日発売。リリース元は、Ransom Note Recordsの
姉妹レーベルであるBytes。
GLOKの楽曲はこれまでインストゥルメンタルでしたが、
1stアルバムではヴォーカリストとのコラボレーション曲もあります。
ゲストとして、「Maintaining the Machine」にはアイルランドのパンク詩人Sinead O'Brienを
迎えていますが、これは彼が彼女のシングル「Most Modern Painting」に惚れ込んで声をかけたそうです。
他にも、友人でありRansom NoteのレーベルメイトでもあるChloe 'C.A.R.' Raunetや、
Shamon Cassette(Bon Voyage)、彼の妻であるShiarraがヴォーカリストとして参加。
レコーディングにはPrimal Screamのベーシストであるシモーヌ・バトラーも参加しています。
Rideは長きに渡りSUGIZOが大好きなバンドですが、特にアンディ・ベルには30年に及ぶキャリアの中で
巨大なバンドを掛け持ちし続け、ソロでは電子音楽を奏でるそのスタンスに非常にシンパシーを感じています。
誰かにそっくりですよね?
▼Closer(to the Edit)/GLOK (Bytes Label Official Channelより)
https://www.youtube.com/watch?v=qS6lyIWkkW0
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
今週は Steve Reich「Electric Counterpoint Ⅲ」
M-2 Electric Counterpoint Ⅲ/Steve Reich
「Electric Counterpoint Ⅲ」が収録されているアルバム『Different trains』は、
スティーヴ・ライヒの代表盤のひとつ。
録音した音声と弦楽四重奏の奏でる音楽「Different trains」はライヒの代表作とも言え、
またカップリングの「Electric counterpoint」はパット・メセニーによる名演。
主題は特に無いようで、メセニーの名技とライヒの優れた発想を聴くことができます。
「Electric Counterpoint」はメセニーによる多重録音作品で、右から左へと交差するミックスも素晴らしい。
エレクトリックギターによるミニマルミュージックの大傑作です。
1989年グラミー賞最優秀現代音楽作品賞受賞作品。
SUGIZOが最も影響を受けた作曲家のひとりであるミニマル・ミュージックの大家スティーヴ・ライヒ。
クラシックから現代音楽の流れの中でも、最も情景を感じる、ヴィジュアライズに特化した音楽だとSGZは
感じています。
その宇宙感、パースペクティヴ感、永遠の輪廻を示唆するかの音芸術はSGZの血となり肉となり、
脈々と生命力を放っています。
▼スティーヴ・ライヒ公式サイト(英語のみ)
https://www.stevereich.com
▼パット・メセニー公式サイト(ユニバーサル・ミュージック)
https://www.universal-music.co.jp/pat-metheny/
最後の曲は、
SUGIZOのアルバム『ONENESS M』から
M-3 Garcia feat. TOSHI-LOW/SUGIZO
『ONENESS M』は2017年にソロデビュー20周年を記念し、様々なジャンルを代表するヴォーカリストを
ゲストに迎えたフィーチャリング・アルバムです。
SGZの長年のキャリアと交友関係だからこそ成し得た奇跡のプロジェクトと言えます。
(2017年11月29日発売 ユニバーサル・ミュージック・ジャパン)
この楽曲の仮タイトルは「Buchla」。2016年に亡くなったシンセサイザーの生みの親、
ドン・ブックラをオマージュした作品です。ブックラはモーグ博士と双璧を成す電子音楽界の偉人。
彼に対する憧れと敬愛の念を音楽化した作品です。
そして何よりも重要なことが、ここにSUGIZOと様々な局面で意気投合する強靭な反骨精神と非常に深い愛情を
合わせ持つTOSHI-LOW (BRAHMAN/OAU) の心の叫び、ポエトリー・リーデイングがフィーチャーされている
ことです。
それによりこのプログレッシヴな電子音楽作品が、同時に鋭利なプロテスト・ソングとなっています。
現代社会はこのような明確な意思と発信力をもつ音楽を、今こそ必要としているのではないでしょうか。
みなさんからのメールをお待ちしております。
までお送りください。
それでは次回もお楽しみに!
<お知らせ>
■5月11日に振替となった「デヴィッド・ボウイ生誕75年 映画『ジギー・スターダスト』公開記念
The DAVID BOWIE Tribute Live」にSUGIZOが出演します。
チケット好評発売中です!! Streaming+でも配信されます(※アーカイブなし)
詳細はクラブクアトロ公式サイトをご確認ください。※2/24(木)の振替公演
https://www.club-quattro.com/sp/shibuya/schedule/detail.php?id=13132
■SUGIZOとモジュラーシンセ界を牽引するHATAKENとのアンビエント・デュオ作品
Album「The Voyage to The Higher Self」好評発売中!!
特設サイトにてMV及び全曲視聴動画公開中です。
https://sugizo.com/feature/The_Voyage_to_The_Higher_Self
■2022年SUGIZOが始動した、環境への配慮、カーボン・ニュートラルへの揺るぎなき行動と同時に、
高い美意識とを両立させた、ロックなエシカル・ファッションを提唱するアパレル・ブランド
「THE ONENESS」。
只今、「ウクライナ難民支援チャリティーTシャツ」受注開始。
ご支援宜しくお願い致します。
https://the-oneness.jp