
第32回目の放送はいかがでしたか?
それでは今週オンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
<The Mervelous Newmusik>
このコーナーは、SUGIZOが心揺さぶられた新世代のアーティスト、
または新譜を紹介しています。
今週は4年振りに新曲を発表したMUSE「Won’t Stand Down」でした。
M-1 Won’t Stand Down/Muse
1994年UKティンマスで結成された3人組。グラミー賞2度受賞。
全世界でのアルバム・セールスは1500万枚以上となるUKを代表するバンドです。
新曲「Won't Stand Down」は、プロデュースをMUSE、
ミキシングをDan Lancaster(BRING ME THE HORIZON etc.)が手掛け、
ヘヴィなギターとインダストリアル・サウンドが
印象的な、まさにMUSEらしいライヴ映えするアンセム。
フロントマンのマシュー・ベラミーは「Won't Stand Down」についてこのように語っています。
「Won't Stand Down」は遊び場であろうと、職場であろうと、どこであろうと、
いじめに対して一歩も引かないことについて歌っている。
それは強制や反社会的行動的な操作から自分を守って、強さ、自身、攻撃性をもって逆境に立ち向かうことだ」
と。
また、ビデオも同時公開。映画監督Jared Hogan(GIRL IN RED、JOJI etc.)が監督を務め、
ウクライナのキエフで撮影されたヴィジュアルには、脆くミステリアスな人物像が登場し、
ダークなエネルギーを吸い上げ、より強固な存在へと姿を変えていくさまを表現しています。
SUGIZOは当然ながらこの現代ロック・シーンを代表するトライアングルをリスペクトしてきました。
長年ポピュラリティーと実験性、ヘヴィネスを兼ね揃えたその音楽に大いに刺激を受けています。
▼「Won't Stand Down」(Official Video)/Muse
https://www.youtube.com/watch?v=d55ELY17CFM
<Half Century Anniversarymusik>
このコーナーは、今年、発売から50年を迎える音楽を紹介しています。
今週は, 1972年10月にリリースされたアルバム『On The Corner』からMiles Davis「Black Satin」でした。
M-2 Black Satin/Miles Davis
マイルス・デイヴィス
1970年代のマイルス・デイヴィスは、スライ&ザ・ファミリー・ストーンを意識していたと言われ、
このアルバムは、ファンク色の濃い作品でした。トランペットのソロが少ないこともあり、
発表当時は賛否の声があったのですが、マイルスの死後、クラブ・ミュージックが主流となっていく音楽シーン
において、再評価されました。
多数のミュージシャンがレコーディングに関わっています。ハービー・ハンコックが呼び戻され、
リターン・トゥ・フォーエヴァーを進めていたチック・コリア、マハヴィシュヌ・オーケストラを
立ち上げていたジョン・マクラフリンも参加。
それはまるで、オールスター・セッションの様相だったようです。
2007年、本作収録曲の未編集ヴァージョンを含む6枚組CDボックス・セット
「ザ・コンプリート・オン・ザ・コーナー・セッションズ」が発売されています。
主なレコーディング・メンバー
マイルス・デイヴィス(Miles Davis) -エレクトリック・トランペット、オルガン
デイヴ・リーマン(Dave Liebman) - ソプラノ&テナー・サックス
カルロス・ガーネット(Carlos Garnett) - ソプラノ&テナー・サックス
ベニー・モウビン(Bennie Maupin) - バスクラリネット
チック・コリア(Chick Corea) -フェンダー・ローズ、キーボード
ハービー・バンコック(Herbie Hancock) - フェンダー・ローズ、キーボード
ハロルド・ウィリアムス (Harold Ivory Williams) - キーボード
セドリック・ローソン (Cedric Lawson) - オルガン
デヴィッド・クリーマー (Dave Creamer) - ギター
レジー・ルーカス(Reggie Lucas) - ギター
ジョン・マクラフラン(John McLaughlin) - ギター
カリル・バラクリシュナ(Khalil Balakrishna) - エレクトリック・シタール
コリン・ウォルコット(Collin Walcott) - エレクトリック・シタール
マイケル・ヘンダーソン(Michael Henderson) - エレクトリックベース
ドン・アライアンス (Don Alias) – ドラム、パーカッション
SUGIZOの永遠の憧れマイルスの大名盤であり問題作が今年で50年を迎えます!
あらゆるブラック・ミュージックのエキスを飲み込んだこのドス黒く濃密な総合芸術は、
全てのブレイクビーツ・ミュージックの源流でありながら、今もなお微塵の古さも感じさせない
奇跡の作品です。
▼「Black Satin」(Audio)/Miles Davis
https://www.youtube.com/watch?v=Jzmd0eGSPwY
そして今週最後の曲は、先日1/26にSUGIZOファンクラブ先行発売、2/16に一般発売される、
SUGIZO×HATAKEN初となるデュオ・アルバム『The Voyage To The Higher Self』から
「Svadhisthana」でした。
M-3 Svadhisthana/SUGIZO × HATAKEN
SUGIZOがモジュラー・シンセサイザー界を牽引するHATAKENとコラボレーション。
インド哲学に由来する心と体を調整するエネルギー“チャクラ”をモチーフにした全7曲が誕生、
デュオとして初のオリジナル・アルバム『The Voyage to The Higher Self』が完成しました。
モジュラー・シンセを限界まで駆使し、変調したギターが縦横無尽に空間を舞う、
宇宙との交信を音像化したかのような至高のアンビエント・ミュージック。
2020年代の「フリップ&イーノ」が本格始動します。
セクシュアルな意味を持つ第二チャクラに対応する2曲目「Svadhisthana」には、
官能的(Sensual)なイメージが投影されています。
同時にSGZの艶やかなアルペジオとフレットレス・ギター、
HTKNのグラニュラーを駆使したサウンドスケープが、永遠に広がる未来の原風景を感じるような
極上のチルアウト・ミュージックとなっています。
▼SUGIZO×HATAKEN 「The Voyage To The Higher Self」特設サイト
https://sugizo.com/feature/The_Voyage_to_The_Higher_Self
みなさんからのメールをお待ちしております。
sugizo@fmyokohama.jp
までお送りください。
それでは次回もお楽しみに!
<お知らせ>
■「SUGIZO」と、話題のイラストレーター「sakiyama」による
ヴィレッヴィレッジヴァンガード限定コラボグッズ“第2弾”が発売中!
https://vvstore.jp/feature/detail/17008/
■SUGIZOとモジュラーシンセ界を牽引するHATAKENとのアンビエント・デュオ作品
Album「The Voyage to The Higher Self」発売決定!!
(2022年1月26日 FC先行発売 / 2月16日 一般発売 & iTunes全世界同時配信)
https://sugizo.com/feature/The_Voyage_to_The_Higher_Self
■2021年6月9日(ロックの日)に開催された
『SUGIZO vs INORAN PRESENTS BEST BOUT 2021~L2/5~』の
Live映像を収録したBlu-ray作品が3月9日に発売決定!
https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKIXM-90496/
■SHAG 「THE CAGE」
2021年5月20日(木)に開催された、サイケデリック・ジャムバンド SHAG初となる配信ライヴ
『LIVE STREAMING FROM TOKYO EPISODE Ⅲ ~THE SHAG STRIKES BACK~』より、
更に精巧なミックスを施した「THE CAGE」をSUGIZO公式YouTubeにて公開中!
https://youtu.be/qcI73ZZ8ewA
■SHAG 「FATIMA」
2021年5月20日(木) WOMBからの配信ライヴのパフォーマンスをメインに構成された
最新MV「FATIMA」がSUGIZO公式YouTubeにて公開中!
SHAGでしか表現し得ない唯一無二のスリルと多幸感をご覧あれ!
https://youtu.be/dAWDdGKdeXk
■その他、詳細はSUGIZOオフィシャルサイトをご確認ください。
https://sugizo.com