
第31回目の放送はいかがでしたか?
それでは今週オンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
<SGZ’s Recent Favorites>
このコーナーは、古今東西カテゴリー関係無く、SUGIZOが現在ハマっている音楽を紹介していきます。
今週はJefferson Airplaneの「White Rabbit」
M-1 White Rabbit/Jefferson Airplane
Jefferson Airplaneは、60年代のアメリカのロック黄金時代から活動するバンドで、
サイケデリック文化を象徴する代表的グループです。
一度解散後、ジェファーソン・スターシップ(Jefferson Starship)に改名して音楽活動を継続し、
更にスターシップとなり、1996年「ロックの殿堂」入りを果たしています。
「White Rabbit」が収録されたアルバム『Surrealistic Pillow/シュールリアリスティック・ピロー』は
1967年にリリース。
女性ヴォーカル、グレース・スリックが加入した最初のアルバムです。
60年代に吹き荒れたビートルズ旋風、いわゆる第1期ブリティッシュ・インヴェイジョンの刺激を受けて
誕生した新世代のUSバンドだったと言えます。
反体制や薬物体験を歌った歌詞などで、「60年代カウンターカルチャー」の申し子とも見られていました。
日本ではサイケデリック音楽の代表格として知られていますが、実際にはそのサイケ時代は短く、
改名後にはより幅広い音楽スタイルを持つコマーシャルなバンドへと変化していきました。
SUGIZOはマトリックス レザレクションズでの非常に意味深いシーンで印象深く使用された
「White Rabbit」に大いに感動し、初めてJefferson Airplaneの音楽に触れました。
今後このサイケデリアのアイコンに深くハマっていくことでしょう。
▼「White Rabbit」 (Official Lyric Video)/Jefferson Airplane
https://www.youtube.com/watch?v=TKZVUtvjBdM
2曲目も<SGZ’s Recent Favorites>
1971年リリースのアルバム『Thembi』から、Pharoah Sandersの「Red、Black & Green」を
紹介しました。
M-2 Red、Black & Green/Pharoah Sanders
ファラオ・サンダースは、1940年10月13日生まれ、アーカンソー州リトル・ロック出身。
アメリカのジャズ・サクスフォン奏者です。
晩年のジョン・コルトレーンと活動を共にしており、彼の後継者としても知られています。
当初はブルースを演奏し、ボビー・ブランドがリトル・ロックを訪れた際、バックを務めた経験があります。
1959年、大学進学のためにカリフォルニア州オークランドへ移り、
1962年には、拠点をニューヨークへと移します。
サン・ラとの共演を経て、1964年、自身初のアルバム『ファラオ』をESP-Diskレーベルから発表しました。
1965年にはジョン・コルトレーンのグループに加入し、コルトレーンにとって唯一の日本公演(1966年)にも
帯同しています。
1967年にコルトレーンが他界してからはバンド・リーダーとして活動が中心となりました。
アルバム「Thembi」参加メンバーは
Pharoah Sanders (tenor&soprano saxophones、 alto flute、Koto etc)
Lonnie Liston Smith (piano)
Michael White (Violin)
Cecil McBee (bass)
Roy Haynes (drums)
Clifford Jarvis (drums)
激しくも極めて美しい唯一無二のファラオ・サンダースの音楽に、
SUGIZOはこの数年間大いに影響を受けてきました。
マイルス・ディヴィスと共にファラオの存在が新生SHAGの重要な指標になりました。
まだ存命であるこの伝説的巨匠サックス奏者に、今後も末長く活動を続けてもらいたいものです。
▼「Red、Black & Green」(Audio )/Pharoah Sanders
https://www.youtube.com/watch?v=4Q5dM0mJQVI
最後の曲は、先日無事に2年間にわたる波乱万丈のツアーを終えたばかりのLUNA SEAの、
2020年4月にリリースした配信限定シングル「Make a vow」。
M-3 Make a vow/LUNA SEA
2020年春、緊急事態宣言下でLUNA SEAのメンバーがそれぞれの環境から遠隔で音を重ね、
発案から2週間で完成&リリースされた祈りの曲「Make a vow」。
MVも5人が自撮り&リモートで作成、
その後FCメンバーおよそ1000人が参加した感動的な「-with All of us-」ヴァージョンも制作され、
医療従事者の方々、エッセンシャルワーカーの方々、そしてコロナ禍を懸命に生き抜く全ての人々への
メッセージを綴った、光と希望に満ちた名曲です。
本番組では2度目のオンエアですが、
LUNA SEA 30th Anniversary Tour -CROSS THE UNIVERSE- を象徴するこの曲を、
波乱万丈だったツアー完走を記念して再度お届けしました。
▼「Make a vow」MV/LUNA SEA
https://www.youtube.com/watch?v=_-BwI0cVE1I
▼「Make a vow-with All of us-」MV/LUNA SEA
https://www.youtube.com/watch?v=Ng6hvmvmXwk
みなさんからのメールをお待ちしております。
までお送りください。
それでは次回もお楽しみに!
<お知らせ>
■SUGIZOとモジュラーシンセ界を牽引するHATAKENとのアンビエント・デュオ作品
Album「The Voyage to The Higher Self」発売決定!!
(2022年1月26日 FC先行発売 / 2月16日 一般発売 & iTunes全世界同時配信)
https://sugizo.com/feature/The_Voyage_to_The_Higher_Self
■現在公開中(1/7順次公開)のデヴィッド・ボウイ映画「ジギー・スターダスト」。
本作の公開を記念して、ボウイをリスペクトするスペシャルメンバーが集結する、
一夜限りのトリビュートライヴ「The DAVID BOWIE Tribute Live」にSUGIZOが出演!
開催日:2022年2月24日(木) 場所:渋谷クラブクアトロ
https://www.club-quattro.com/sp/shibuya/schedule/detail.php?id=12956
■2021年6月9日(ロックの日)に開催された
『SUGIZO vs INORAN PRESENTS BEST BOUT 2021~L2/5~』の
Live映像を収録したBlu-ray作品が3月9日に発売決定!
https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKIXM-90496/
■SHAG 「THE CAGE」
2021年5月20日(木)に開催された、サイケデリック・ジャムバンド SHAG初となる配信ライヴ
『LIVE STREAMING FROM TOKYO EPISODE Ⅲ ~THE SHAG STRIKES BACK~』より、
更に精巧なミックスを施した「THE CAGE」をSUGIZO公式YouTubeにて公開中!
■SHAG 「FATIMA」
2021年5月20日(木) WOMBからの配信ライヴのパフォーマンスをメインに構成された最新MV
「FATIMA」がSUGIZO公式YouTubeにて公開中!
SHAGでしか表現し得ない唯一無二のスリルと多幸感をご覧あれ!
■その他、詳細はSUGIZOオフィシャルサイトをご確認ください。