
第21回目はいかがでしたか?
それでは今週オンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
<SGZ’s Rootsmusik>
このコーナーは、SUGIZOが大きく影響を受けた音楽を紹介します。
今週は1981年リリースのアルバム「Discipline」から King Crimsonの「Frame by Frame」
M-1 Frame by Frame / King Crimson
アルバム「Discipline」について
1969年、「クリムゾン・キングの宮殿」で衝撃的デビューを果たして以降、
プログレッシヴ・ロックを牽引してきたキング・クリムゾンは、1974年に1度目の解散を経験。
中心人物だったロバート・フリップは、一旦は引退を決意するも、
「フリッパートロニクス」の名のもとでソロ活動や、
アーティストとのコラボレーションを積極的に行なっていました。
その後70年代後半、フリップは、再び自身のバンドでの活動に方向性を変え、
クリムゾンのメンバーだったビル・ブルーフォード、
そしてブライアン・イーノを通して面識のあったエイドリアン・ブリュー、ピーター・ガブリエルを通して
共演歴のあったトニー・レヴィンを迎えて新バンドを結成。
1981年4月30日、バンドはイギリスのモールズ・クラブでプレス向けの初ライブを行いますが、
この時のバンド名はディシプリン(戒律、規律)でした。
しかし、商業的な理由から、キング・クリムゾンに改名し、
このアルバムで2度目のデビューを果たすこととなりました。
1980年代のメンバー
Robert Fripp (Gt)
Adrian Belew (Gt, Vo)
Tony Levine (B, Stick)
Bill Bruford (Dr, Per)
いよいよ今週末からの来日公演「Music Is Our Friend Japan 2021」の日程は、
11月27日(土))東京国際フォーラムホールA
11月28日(日)東京国際フォーラムホールA
11月30日(火)名古屋市公会堂ホール
12月2日(木)大阪フェスティバルホール
12月3日(金)大阪フェスティバルホール
12月5日(日)東京立川ステージガーデン
12月7日(火)Bunkamuraオーチャードホール(追加)
12月8日(水)Bunkamuraオーチャードホール(追加)
来日メンバー
Robert Fripp (Gt)
Jakko Jakszyk (Gt, Vo)
Mel Collins (Sax, Flute)
Tony Levine (B, Stick)
Pat Masterlotto (Per)
Gavin Harrison (Per)
Jeremy Stacey (Per, Key)
SUGIZOは10代後半に再結成クリムゾンの名作「Discipline」と出会い大いに衝撃を受けます。
既に電化後のマイルス・デイヴィスやフランク・ザッパに傾倒していたSGZにとって、
クリムゾンのその難解で一筋縄ではいかない音は嗜好のド真中でした。
ロバート・フリップとエイドリアン・ブリューによるツインギター・スタイルは
結成当初のLUNA SEAのそれに大きく影響を及ぼし、その後の礎となります。
▼「Frame by Frame」 (Audio) / King Crimson
▼King Crimson日本公式サイト
<The Mervelous Newmusik>
このコーナーは、SUGIZOが心揺さぶられた新世代のアーティスト、
または新譜を紹介しています。
今週は, 7年振りに新作をリリースしたBuffallo Daughter「ET (Densha)」
M-2 ET (Densha)」 / Buffallo Daughter
Buffallo Daughter Profile
シュガー吉永 (Gt, Vo, tb-303) 大野由美子 (B, Vo, Electronics) 山本ムーグ (Turntable,Vo)1993年結成。
雑誌『米国音楽』が主催したインディー・レーベル、Cardinal Recordsより
『Shaggy Head Dressers』、『Amoebae Sound System』を発売。
ルシャス・ジャクソン東京公演でメンバーに音源を渡した事がきっかけで
1996年にビースティ・ボーイズが主催するレーベルGrand Royalと契約。
その後、アメリカ中を車で何周も回る長いツアー、ヨーロッパ各都市でのツアーも行い、
ライヴバンドとして大きな評価を得ました。
結成当初からグラフィック/ビジュアルアーティストとも親交が深く、
これまでにさまざまなギャラリーや美術館でのパフォーマンスを行っています。
2021 年7月 に Bandcamp にて
EP「Continuous Stories of Miss Cro-magnon (20 Years Later)」を発表。
9/17 には 7 年ぶりとなる待望のニューアルバム『We Are The Times』をワールドワイドでリリース。
90年代中盤よりSGZは
アナログシンセの魅力とオルタナティヴなバンドサウンドが最高レベルで昇華されたBuffallo Daughterを
大いにリスペクトしてきました。
その音楽は30年近くを経た現在でも輝きを失っておらず、
新作の古くて新しいその音も時代の最先端と言えます。
▼「ET (Densha)」/Buffallo Daughter
https://www.youtube.com/watch?v=g63R_Z1h_oE
▼Buffallo Daughterオフィシャルサイト
最後の曲は、SUGIZOのアルバム「ONENESS M」から「巡り逢えるなら」をお送りしました。
M-3 巡り逢えるなら / SUGIZO
「ONENESS M」は2017年にソロデビュー20周年を記念し、様々なジャンルを代表するヴォーカリストを
ゲストに迎えたフィーチャリング・アルバムです。
SGZの長年のキャリアと交友関係だからこそ成し得た奇跡のプロジェクトと言えます。
(2017年11月29日発売 ユニバーサル・ミュージック・ジャパン)
10数年前にSGZが一時期活動していたThe FLAREの楽曲を
盟友TERU(GLAY)をフィーチャーしてセルフカバーした作品。
究極の疎外感や孤独、社会に適応できない焦燥感を綴った闇を彷徨うような詞世界を、
ポジティヴの光のようなシンガーTERUが表現することにより、新たなメッセージを社会に投げかけています。
グルーヴィーな生バンド・アレンジだった原曲とは一変、
YAMAHA DX7に代表される80年代中期以降のデジタル・シンセサイザー黎明期サウンドにフォーカスした
秀逸なエレクトロニック・ポップとなりました。
▼「ONENESS M」Preview (全曲クロスフェード) 映像
みなさんからのメールをお待ちしております。
sugizo@fmyokohama.jp
までお送りください。
それでは来週もお楽しみに!
<お知らせ>
■LUNA SEA 30th Anniversary Tour 20202021-CROSS THE UNIVERSE-
詳細はLUNA SEAオフィシャルサイトをご確認下さい。
■LUNA SEA 30th Anniversary Tour -CROSS THE UNIVERSE- GRAND FINAL
2022年1月8日(土) OPEN 15:30 / START 17:00
2022年1月9日(日) OPEN 13:30 / START 15:00
at さいたまスーパーアリーナ
■SHAG 2021年12月 Billboard Live OSAKA / BLUE NOTE TOKYO
チケット好評発売中!!
▼Billboard Live OSAKA 公演
2021年12月9日(木)
[1st] Open4:00pm Start5:00pm [2nd] Open6:45pm Start7:30pm
▼BLUE NOTE TOKYO
2021年12月12日(日)
[1st] Open4:00pm Start4:45pm [2nd] Open6:30pm Start7:30pm
2021年12月13日(月) ※配信有り
[1st] Open4:00pm Start5:00pm [2nd] Open6:45pm Start7:30pm
■SHAG「THE CAGE」
5月20日(木)に開催された、サイケデリック・ジャムバンド SHAG初となる配信ライヴ
『LIVE STREAMING FROM TOKYO EPISODE Ⅲ ~THE SHAG STRIKES BACK~』より、
更に精巧なミックスを施した「THE CAGE」をSUGIZO公式YouTubeにて公開中!
■その他、詳細はSUGIZOオフィシャルサイトをご確認ください。