
第9回目はいかがでしたか?
それでは今週オンエアーした楽曲を改めて紹介しましょう。
<The Marvelous Newmusik>
このコーナーは、SUGIZOが心揺さぶられた、新しい世代の音楽、
アーティストを紹介します。
M-1 1919 / LEO
アルバム「In A Landscape」(2021.3.24/日本コロムビア)
今週は、横浜生まれの若手超絶琴奏者(箏曲プレイヤー、KOTO PLAYER)を
ご紹介しました。
LEO Profile
和楽器界の若き表現者、箏アーティストLEO
クラシックとの融合が織りなす、新たな音世界を表現しています。
1998年横浜生まれ。横浜インターナショナルスクールに通う9歳の時に箏と出会い、
音楽教師であり筝曲家のカーティス・パターソン氏の指導を受け、のちに沢井一恵氏に師事します。
14歳で「全国小中学生箏曲コンクール」グランプリ受賞。
16歳で邦楽界の登竜門・くまもと全国邦楽コンクールを史上最年少で制し、
2019年出光音楽賞受賞。2021年には藤倉大委嘱新作の箏協奏曲を、
読売日本交響楽団との共演で世界初演予定など、邦楽界に留まらない躍進を続けています。
新作では自身初となるクラシック・プログラムを収録。
17世紀に箏の基礎を大成させたといわれる八橋検校による箏の代表曲「みだれ」、
同時代に活躍したバッハやダウランド、さらには現代を代表するライヒ、ケージ、坂本龍一、藤倉大による作品が収録されています。
箏とクラシックとの融合が新鮮な響きを生み出している作品となっています。
長年多くの和楽器とコラボを続けてきたSUGIZOが今最も注目する邦楽アーティストです。
▼LEO オフィシャル・サイト(日本コロムビア)
https://columbia.jp/artist-info/leo/
▼1919
https://youtu.be/hC5Ry5092Pk
<SGZ’s Recent Favorites>
このコーナーは、古今東西カテゴリー関係無く、SUGIZOが現在ハマっている音楽を紹介していきます。
M-2 Simplesmente / Bebel Gilberto
今週は, ボサ・ノヴァの創始者、ジョアン・ジルベルトを父に、
人気シンガーのミウシャを母にもつ、ボサ・ノヴァ界のサラブレッドにして、
グラミー賞にもノミネートされたブラジル系アメリカ人の(New York生まれ)
シンガーソングライター、べべウ・ジルベルトの「Simplesmente」を紹介しました。
Bebel Gilberto Profile
昨年(2020年)8月に、6年ぶりのアルバム「アゴラ」をリリース。(レーベル:Play It Again Sam)
2000年リリースの1stフル・アルバム『タント・テンポ』が、
ラテン・グラミーに2部門ノミネートされるなど世界的な大ヒットとなり、
両親の名前が不要なほどアーティストとしてのポジションを確立。
「Simplesmente」が収録されている2004年の2ndアルバム『ベベウ・ジルベルト』は、
コスモポリタンかつ洗練された アルバムとして高い評価を得、グラミー賞の
ベスト・ワールドミュージック部門にもノミネートされました。
マドンナ、ビョーク、アニー・レノックスなどのプロデューサー Marius de Vriesを起用した本作は、
彼女が、独自のサウンド、独自の声を持った唯一無二のアーティストであることが証明された作品と言えます。
彼女はオリジナル・アルバムの他にもリミックス・アルバムをコンスタントにリリースするなど、
世界各国のクリエーターとも積極的にコラボレートし、
新世代ブラジリアン・ミュージックの第一人者として世界中から注目を集めています。
この20年、SUGIZOは彼女の声と音楽を愛し続けてきました。
特に毎年夏はベベウ・ジルベルトがSGZの生活のサウンドトラックとなっています。
▼Simplesmente (Live version)
https://www.youtube.com/watch?v=M5qF0ow06ic
そして今週最後の曲は~
M-3 CHARON~四智梵語~/SUGIZO
アンビエント/ヒーリング・ミュージックに特化したSGZの最新アルバム 「愛と調和」
(2020年12月23日発売)からです。
2003年にリリースしたアルバム『C:LEAR』収録曲「PLUTO」を進化させて新たに再構築した楽曲です。
「PLUTO」とは「冥王星」を意味するタイトルです。
冥王星は以前は太陽系の第9惑星とされていましたが、今では天文学的に準惑星とされています。
そしてその冥王星にはカロンという衛星があります。
冥王星の質量に対してカロンの質量が大きすぎるということで、
惑星と衛星という関係ではなく、むしろ双子星(二重天体)なのではないかとも言われています。
そこでSGZはこの曲のタイトルを「PLUTO」に対して「CHARON」と名付けました。
本楽曲は「PLUTO」の兄弟曲と言える存在です。
この曲の重要な要素が声明です。
密教が大好きなSGZが、真言宗・豊山派の僧侶の方々とセッションをしようというコンセプトを、
敬愛するプロデューサー立川直樹氏と共に立てました。
僧侶の皆様に疫病を世の中から退散させてくれる意味を持つ御経をお願いし、
密教の本尊ある大日如来、そしてその化身と言われる薬師如来にまつわる御経がこの四智梵語でした。
太古の縄文のエネルギー、そして密教の持つ救済のフォース。
魂が浄化され、如来の力が衆生の疫病を取り払う念を、
そして近い将来このパンデミックの苦悩から解放されるための祈りを、
この夏に夜に心ゆくまで感じてもらえたら幸いです。
▼オフィシャルHP(アルバム特設サイト)
https://sugizo.com/feature/LOVE_and_TRANQUILITY
みなさんからのメールをお待ちしております。
sugizo@fmyokohama.jp
までお送りください。
それではまた来週、バイバイ!
<お知らせ>
■LUNA SEA 30th Anniversary Tour 20202021-CROSS THE UNIVERSE-
詳細はLUNA SEAオフィシャルサイトをご確認下さい。
https://www.lunasea.jp
■「れいわのへいわソング2021」出演
広島から“平和への思い”を歌で届ける特別音楽番組「れいわのへいわソング2021」の全国放送が決定。盟友 佐藤タイジ氏&よしうらけんじ氏と共に「昨日見た夢~平和の誓い~」をテレビ初披露!詳細はこちらをご確認下さい。
https://www.nhk.or.jp/hiroshima/hibaku75/reiwa-song/index.html