
熊谷章洋です。今日ご紹介したのは、
「黒球式 熱中症指数計」
でした。
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気温も湿度も上がってきて、
これから来る夏を
予感させる時候ですね。
でも注意が必要なのが、
熱中症。
この6月から、
全企業を対象に、
熱中症対策が
義務づけられたそうです。
確かに、
熱中症の危険がある環境で
働かなくてはいけないのは、
重大な労働問題。
無理やり
そこで労働するような状態ではなくても、
つい夢中になってしまい、
熱中症の危険に
気が付かないこともあるかもしれません。
そういうことを
未然に防止しましょう、
という措置なのだと思います。
この規則改正は
企業が対象ですが、
もちろん、
私たち全員が、
職場以外でも、
日常的に、
気をつけている必要がありますよね。
では、
どんなことに気をつければいいのか?
実は、
熱中症の危険って、
気温の高さによるだけではないんですね。
気温は低めでも、
湿度が高ければ、
汗が蒸散しにくくなって、
熱中症の危険が高くなるそうです。
また、
気温も湿度も、
場所によって違うんですね。
例えば、
地面からの跳ね返り、
=輻射熱が強い場所などもあって、
そこにいる人だけ、
熱中症の危険度が高くなることも。
そこで推奨されるのが、
今日ご紹介する、
黒球式熱中症指数計。
腕やベルトに装着できるぐらいの
小さな機器で、
直径3センチほどの黒い球体が付いています。
これによって、
普通の気温、湿度だけだなく、
輻射熱まで計算に入れて、
WBGT値とよばれる、
熱中症指数を表示、
4段階の危険度に合わせて、
アラームも鳴らしてくれるんです。
スタジオで測定してみると、
気温はそれほど高くないんですが、
湿度が高いため、
熱中症指数は、22度越え、
「注意」が表示されていますね。
屋外で作業する必要がある企業では、
これを、
ひとりひとつ、装着しているそうです。
イベント会場などでは、
所々に設置しておいて、
係員が見回るようにするのも
いいですよね。
警戒レベルが上がってきたら、
会場アナウンスでお知らせしたり。
部活動などでは、
例えば野球場の、
内野と外野に置いたり。
大事なのは、
熱中症指数という、
共通のわかりやすい目安があって、
それをきっかけに、
注意喚起ができるようになる、
ということ。
そのための、
黒球式熱中症指数計、
というわけなんですね。
ご高齢の方は、
暑さを感じにくくなると聞きます。
また子供たちも、
我を忘れて夢中になる時がありますよね。
共通の目安、
=熱中症指数が表示されて、
アラームが鳴れば、
自分の感覚に頼らず、
熱中症の危険に気付くことができます。
このたびの企業の対策義務化がきっかけですけど、
一般のご家庭でも、
導入してみる価値があると思いませんか?
詳しくは、
ラジショピホームページから、チェックしてくださいね♪
http://shop.fmyokohama.co.jp/ec/
月曜・火曜キャスター
熊谷章洋
https://www.kumagaiakihiro.com/