
今日ご紹介したのは、
「料亭 田中家 ラジショピだけの飲み放題付きディナー券」
でした。
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東海道五十三次、
3番目の宿場町、神奈川宿。
海岸沿いの街道に、
宿屋や商家が軒を連ね、
目の前の海には、
帆船が浮かんている様子は、
安藤広重の浮世絵にも描かれています。
この目の前の海が、
神奈川湊。
鎌倉時代以前の古くから、
関東の交易の要衝として栄えました。
幕末に開かれた横浜港は、
神奈川湊の対岸、横浜村のこと。
日本人で賑わっていた神奈川湊で、
外国人と問題が起きたら大変、ということで、
あえて神奈川湊の開港を避けたわけですね。
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そんな、
かつての神奈川宿で、
文久3年(1863)創業、
横浜随一の老舗料亭、田中家さん。
横浜駅西口から歩いて10分弱、
神奈川区台町の、
旧東海道沿いに、今も店を構えています。
幕末から明治にかけては、
アメリカ総領事ハリスが訪れたり、
伊藤博文、西郷隆盛らが倒幕の密談をしたなど、
歴史上のエピソードもいっぱいです。
坂本龍馬の妻・おりょうさんが、
龍馬との死別後、
ここで仲居として働いていたことでも知られていて、
龍馬がおりょうさんに宛てた手紙も、
残されています。
また、
当時の様子を知ることができる数多くの写真が保存されており、
訪れたお客さんにも公開されています。
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そんな、
歴史情緒たっぷりの料亭でのお食事を、
もっと気軽に楽しんでいただくために企画されたのが、
この飲み放題付きディナー券。
今年で3年目になります。
毎回、大好評です。
私も先日、伺いましたが、
3時間があっという間に感じるほど、
贅沢で楽しい一夜となりました。
まず、
横浜駅西口から歩いたのですが、
西口の繁華街からちょっと先、
現在は住宅街になっているところが、
まさに安藤広重の浮世絵の神奈川宿。
当時の面影はほとんどありませんが、
階段を登った高台の上が旧東海道となっていて、
この地形が
浮世絵のイメージとぴったり符合します。
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女将さんの三味線の音に出迎えられ、
緋毛氈の廊下を進んで個室に案内されます。
席は掘りごたつになっていて、
座り姿勢の疲れや痛みを感じることは、全くありませんでした。
そしてもちろんお料理も、
季節を感じさせる旬の食材が、
目と舌を満足させてくれます。
献立は月替りで、
私がいただいたのは、6月のメニューだったのですが、
例えば、
前菜の旬味盛りには、
馬鈴薯摺り流し青海苔添え
磯つぶ貝旨煮
蟹砧巻き 黄身酢掛け
天豆蜜煮
揚げ畳鰯
烏賊うるか和え木の芽添え
衣かつぎカラスミ塗し
料理の名前を読むだけでも、
趣きがありますよね~
それ以降、
(料理名の詳細は省略しますが)
コチや黒鯛のお造りや、
若鮎塩焼き、
穴子旨煮、
真鯛の蒸し物、
葉山牛ローストビーフ、
ウニの炊き込みご飯
・・など。
素材の味はもちろんなんですが、
すべて一手間もふた手間もかかっているお料理を味わう、贅沢感!
じっくり時間をかけて、
「食というエンターテインメント」を堪能することができました。
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ご紹介している今回のディナー券は、
3時間の飲み放題付き!!!!!
お酒が進むお料理ですので、
もう1本、もう1杯と飲みたくなるのですが、
お勘定も気になりますよね。
この飲み放題付きディナー券なら、
そんな心配なし!
心ゆくまで、
お料理とお酒のマリアージュを楽しむことができます。
席料、サービス料、消費税すべて込みで、
15000円です
このような
様々なポイントを総合して、
とにかく、
大事な人を連れて行くには、最適だと思います。
ビジネスの接待はもちろん、
友人同士、
家族のイベント、
また、
外国人の方に日本を紹介するには、もってこい。
この献立一式を召し上がっていただけば、
和食とはどういうものか?
確実に伝わるはずですよ。
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そして何より、
仲居さんたちがとても気さく!
お客さんに
楽しく過ごしてもらおうと、一所懸命です。
格調が高く堅苦しいイメージの有る、
料亭でのお食事ですが、
スタッフの皆さんのご努力で、
とても親しみやすい雰囲気になっています。
料亭は行ったことがない、という方にも
自信を持ってオススメいたします!
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月曜・火曜キャスター
熊谷章洋
http://www.kumagaiakihiro.net/
http://ameblo.jp/kumagai-akihiro/