
小林アナです。
東日本大震災から昨日で1年・・・
あの日のことは私たちの記憶からは決して消えない、
そして忘れてはいけない出来事です。
そんな思いを込めて
今日は
『読売新聞 縮刷版CD-ROM 2011東日本大震災 3月号』を
ご紹介しました。
縮刷版CD-ROMは本来1年契約のみで
月ごとの販売はしていないそうですが
今回ラジショピだけのために
読売新聞さんが
特別増刷プレスしてくださいました。
当時の記事を見ていくと
『余震 恐怖の夜』『携帯・メール通じない』など
大きな見出しの文字から
事態の大きさがよく伝わってきます。
テレビ欄も震災関連の報道番組一色で
白い部分がいっぱい・・・。
2011年3月の東京最終版の朝刊・夕刊・号外・特別夕刊
全ての記事が収められています。
店頭で販売され、同じ内容が掲載されているこの厚みの本が
このCD-ROMに凝縮されてるので
保管するにも場所を取りません。
中でも
私が印象に残ったのは
担当記者が現地の様子を見て思いを綴った
『編集手帳』。
《言葉で世渡りする手前、“言葉にならない”は禁句にしてきたが
その光景をどう言い表そう》
とあります。
私も新潟のアナウンサー時代
中越地震で現地を取材をしましたが
そんな一言では片付けてはならないけれど
同じように感じたことを覚えています。
また、
ご自身が辛いはずなのに
『お疲れ様』と声をかけてくださった被災者の方々、
あの優しさは忘れられません。
直接触れ合ったからこその記者の方々の言葉は
何よりも心に迫るものがあります。
そんな生の声を届けてくれるのが
『24時シリーズ』。
24時間被災者の方々と向き合ってきた記録を描いています。
記者達の一つ一つの言葉を通して
様々な角度から
もう一度震災を振り返り
これからの復興に向けて
私たちも一緒に考えていくためにも
記録を残しておくこと、
大切なのではないでしょうか。