
🔹 ロバート・ムチンスキー
6つのプレリュードOp.6より
第2番レント
第3番アレグロ・ジョコーソ
第4番アレグレット・メノ・モッソ
第5番モデラート
第6番アレグロ・マルカート
ピアノ:伊集院紀子さん Noriko Ijuin, piano
Robert Muczynski
Six Preludes, Op. 6
No. 2 - Lento
No. 3 - Allegro giocoso
No. 4 - Allegretto meno mosso
No. 5 - Moderato
No. 6 - Allegro marcato
最愛の師匠、チェレプニンに捧げた6つのプレリュードOp.6は、1曲が2分程度の短い前奏曲の集まりで、アグレッシブなものからミステリアスで静かな作品など6曲で構成されています。それぞれにタイトルは無く、速度表記のみになります。本日はその中から抜粋して演奏してただきました。
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♪ 第2番 レント
低音でミの音がずっと響き、その上を高い音域で怪しい旋律が少しずつ形を変えて進行する、静かでゆったりしたミステリアスな作品です。
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♪第3番 アレグロ・ジョコーソ
左手のオクターブの音と右手の16分音符の速い旋律が半音でぶつかる響きが特徴の作品です。このぶつかる音でユーモアを表しているように感じます。
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♪第4番 アレグレット・メノ・モッソ
冒頭にややゆったりした短い前奏があり、突如としてアクセル全開になります。中間部に重厚なメロディックな間奏があり、また疾走するようなパッセージが再現されて終わります。
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♪ 第5番 モデラート
色々な音型が顔を出す作品で、レガートかと思えばスタッカート、弱いかと思えば急に強いアクセントなど、急な変化で曲全体に色々な表情を持つゆったりした作品です。
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♪ 第6番 アレグロ・マルカート
オクターブを打楽器的にちりばめている速い作品で、短いですが、パンチの効いたフィナーレにふさわしい作品です。
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🔹エンディングは~
CD『ウクライナのピアノ作品集』(榎本智史さん、伊集院紀子さん、佐々木理之さん)より
ヴィクトル・コセンコ作曲
3つのピアノ小品 Op.9 より
第2番 マズルカ
Viktor Stepanovych Kosenko
3 Klavierstücke, Op. 9
No.2 Mazurka
ピアノ:伊集院紀子さん Noriko Ijuin, piano