PianoWinery ~響きのクラシック~ - Fm yokohama 84.7

萩谷康一さんの初めてのラジオ フルートレッスン

今週は、「世代による音楽様式の違い」についてBACH(バッハ)親子を例にお話しをしていただきました。 父はドイツの作曲家、ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685- 1750)。子はバッハの次男、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (Carl Philipp Emanuel Bach, 1714 - 1788)です。一世代で大きく変わった音楽様式について、親子間でどんな会話が交わされていたのでしょうか! 萩谷康一さんの想像力豊かなお話も興味深かったですね!

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🎼 ヨハン・ゼバスティアン・バッハ

Johann Sebastian Bach

バッハ一族は音楽家の家系で、数多くの音楽家を輩出。中でもヨハン・ゼバスティアン・バッハ(J.S.Bach)はその功績の大きさから「大バッハ」と呼ばれています。

作風:

バロック音楽様式の最後の巨匠、J .S .Bachの時代は通奏低音の時代。メロディと一緒に奏でられるベースが存在感を出し、重厚感のあるイメージを作り上げました。

速い曲はおおむね舞曲で、踊りのリズム感を持って作曲されていました。

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🎼 カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ 

Carl Philipp Emanuel Bach

カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ (C .P .E .Bach)は、プロイセン王国のフリードリヒ大王の音楽教師兼チェンバリストとなり、28年間その地位に着きました。現代では、大バッハと呼ばれるJ.S.Bachと次の時代のモーツァルトに挟まれて、目立たないC .P .E .Bachですが、彼が活躍していた頃は、彼こそが「大バッハ」と呼ばれ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンから尊敬を受けていました。

作風:

古典派の音楽。ベースはあくまでもメロディの伴奏の役割に徹するようになり、軽快なイメージとなりました。彼の時代には速い音楽でも歌の要素を入れ込み、モーツァルトによく見られる歌うアレグロが流行し始めました。

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番組へのメッセージ、フルートのご質問などもお待ちしております!

piano@fmyokohama.jp

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写真:萩谷康一さん、吉川由利子さん

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