
『ピアノ・グラニテ』は、ピアニスト伊集院紀子さんが、演奏機会の少ない名曲や作曲家をご紹介するコーナーです。今週の選曲は、番組でも度々ご紹介している、ブルガリアの作曲家・パンチョ・ヴラディゲロフ(Pancho Haralanov Vladigerov )と、イタリアの作曲家・アルフレード・カゼッラ (Alfredo Casella) 。
伊集院紀子さんによる演奏もお楽しみ頂きました。
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🔹パンチョ・ヴラディゲロフ
Pancho Haralanov Vladigerov 1899 – 1978
1899年、スイスのチューリッヒで生まれる。幼少期は、ブルガリアのシューメンで過ごす。その後ベルリンで音楽を学び、ベルリンの劇場の音楽監督になったが、ブルガリアに戻ることを決意。1940年にはブルガリア国立音楽院のピアノ科の教授に就任。ブルガリア現代音楽協会の創立メンバーとして活躍。ヨーロッパの普遍的な鍵盤楽器のスタイルにブルガリアの民族的イントネーションやリズムを融合させ、独自の世界観を生み出し、多くの曲を作曲した。
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🔹アルフレード・カゼッラ
Alfredo Casella 1883 - 1947
イタリアの作曲家/ピアニスト/ 指揮者/ 音楽指導者。1986年、パリ音楽院に入学し、ピアノをルイ・ディエメに、作曲をガブリエル・フォーレに師事する。作品にはドビュッシーを思わせる和音や、フランスの香り高い響きがある作曲家である。作曲家、ピアノ演奏家として活躍するが、第一次世界大戦中にイタリアへ帰国し、ローマのサンタ・チェチーリア音楽院にてピアノを指導。1923年には、近代イタリア音楽を普及させるための音楽団体、「イタリア新音楽協会」を結成する。
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写真:
ピアニスト 伊集院紀子さん
Noriko Ijuin, piano
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