PianoWinery ~響きのクラシック~ - Fm yokohama 84.7

萩谷康一さんの初めてのラジオ フルートレッスン

今月は萩谷康一さんが、「フルーティストならではの悩み」についてお話しくださいました。

フルートはその日の調子によって左右されやすい楽器なのですね。

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参考にされたフルートの教則本:

🇩🇪ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツ フルート奏法 / 1752年出版

Johann Joachim Quantz (1697-1773)

ヨハン・ヨアヒム・クヴァンツは、18世紀ヨーロッパ屈指の名フルート演奏家/作曲家であった。

「誰もが経験することだけれども、フルートにおける唇の形はいつも良い状態とは限らず、音色は明るく心地よいこともあれば、そうでないこともある。音色は唇の状態によっても変わる。または天候、特別な食べ物、飲み物、発熱、あるいはその他の事情で唇は状態を損なわれ、硬くなりすぎたり、柔らかくなりすぎたり、膨らんだりしやすい。このような場合には、忍耐して有害なものを避けるようにする。」~フルート奏法より~

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🇩🇪ハンス=ペーター・シュミッツ  フルート奏法

 Hans-Peter Schmitz (1916-1995)

ハンス=ペーター・シュミッツは、ベルリン・フィル首席フルート奏者(1943~1950)

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🪈 萩谷康一さんのお考え

どうも調子が悪いなと感じた時は、吹き方の見直しをしてチェックしてみるのはどうでしょうか。

吹いているフルートの楽器のせいならば~ ▶️ 楽器店などプロの技術者の方に相談してみると良いでしょう。

吹き方の問題なら~ ▶️ 身体に力が入りすぎていないかをチェック!

指の動きの問題なら~ ▶️ ゆっくりゆっくり練習!

大切なのは、調子が好調なときこそ、不調になったときの対処法を心得ておくことだと思います。

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写真:萩谷康一さん、吉川由利子さん

番組へのメッセージ、フルートのご質問などもお待ちしております!

piano@fmyokohama.jp

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