
『ピアノ・グラニテ』は、ピアニスト伊集院紀子さんが、演奏機会の少ない名曲や作曲家をご紹介するコーナーです。今週の選曲は、番組でも度々ご紹介している、ブルガリアの作曲家・パンチョ・ヴラディゲロフ(Pancho Haralanov Vladigerov )と、アメリカの作曲家・エドワード・マクダウェル(Edward MacDowell)。
伊集院紀子さんによる演奏もお楽しみ頂きました。
写真:ピアニスト 伊集院紀子さん
Noriko Ijuin, piano
🏆伊集院紀子さんは、第48回ピティナ・ピアノコンペティション 全国大会の特別指導者賞を受賞されました。指導された森田理詠子さんがグランミューズ部門・Cカテゴリーにおいて第1位を受賞され、その功績を評価されました。おめでとうございます!!
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🔹パンチョ・ヴラディゲロフ
Pancho Haralanov Vladigerov 1899 – 1978
1899年、スイスのチューリッヒで生まれる。幼少期は、ブルガリアのシューメンで過ごす。その後ベルリンで音楽を学び、ベルリンの劇場の音楽監督になったが、ブルガリアに戻ることを決意。1940年にはブルガリア国立音楽院のピアノ科の教授に就任。ブルガリア現代音楽協会の創立メンバーとして活躍。ヨーロッパの普遍的な鍵盤楽器のスタイルにブルガリアの民族的イントネーションやリズムを融合させ、独自の世界観を生み出し、多くの曲を作曲した。
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🔹エドワード・マクダウェル
Edward MacDowell (1860-1908)
1860年、マクダウェルは、スコットランド系移民の父親とアイルランド系移民の母親のもと、ニューヨークで生まれた。幼い頃から音楽だけでなくデッサンや詩、童話を書くなど、創作意欲にあふれた少年だった。10代後半でパリ音楽院に入学し、クロード・ドビュッシーと同じ師匠に師事。その後フランクフルトに移って作曲を学ぶ。指導者になった後、フランツ・リストと知り合い、リストはマクダウェルを大変気に入り、彼の作曲活動に大変興味を持って接した。コンサート活動で成功を治めた後、ニューヨークに戻りコロンビア大学の教授を務めた。
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