
🔹1曲目/2曲目:
パンチョ・ヴラディゲロフ
古典とロマンティック Op.24より
第5番 ノーザンソング
第6番 アルバムのページ
ピアノ:伊集院紀子さん Noriko Ijuin, piano
Pancho Haralanov Vladigerov
Classic and Romantic Op.24
No. 5. Northern Song
No. 6. Pages from an Album
🎵以前ご紹介したのは、 古典とロマンティック Op.24より、第1曲 リゴドン(No. 1. Rigadoon)と第4曲 メヌエット(No. 4. Minuet)でした。こちらは、バロック時代の組曲で宮廷で流行した舞曲です。本日ご紹介した2曲は、どちらも短い作品ですが、印象的なハーモニーの2曲です。
♪ 第5番ノーザンソング:
民謡的な旋律がヴラディゲロフのほの暗い色彩のハーモニーで彩られている2分ほどの作品で、2拍子でシのフラットがつく短調です。伴奏の形がどっしりとその場に留まる形がメインなので、その場でギターをかきならしながら語り歌っているようなノスタルジーを感じます。
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♪ 第6番 アルバムのページ:
3拍子でシのフラットがつく長調で書かれています。
静かでゆったりしていながらもやや流動的な動きがあり、楽しい一日の終わりに感じるほのかな甘さと寂しさが混在したかのようなゆらぎさが魅力です
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🔹3曲目:
エドワード・マクダウェル
モダン組曲第2番 Op.14より
第4番 スケルツォ
ピアノ:伊集院紀子さん Noriko Ijuin, piano
Edward MacDowell
Second Modern Suite, Op. 14
IV. Scherzino: Presto
🎵 1883年に出版されカミーユ・サン=サーンスに献呈されたこの作品の冒頭には詩人バイロンの劇詩の代表作マンフレッドの一節が書かれています。組曲を通して全体的にドイツ的で、ブラームスやシューマン、そして特に彼の師であるヨアヒム・ラフの影響を見せています。ラフは「新ドイツ楽派」の支持者であり、しばしば過去の偉業と現在を融合させる必要性を感じていたそうで、その作品の多くには常にフーガの楽章がありました。このモダン組曲2番にも2曲目にフーガがありますが、これは師匠ラフへのオマージュでもあるそうです。
スケルツォは、遊び心がある軽快な主題と中間部の歌曲的な部分の3分弱の作品。
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🔹エンディングは~
CD『ウクライナのピアノ作品集』(榎本智史さん、伊集院紀子さん、佐々木理之さん)より
ヴィクトル・コセンコ作曲
3つのピアノ小品 Op.9 より
第2番 マズルカ
Viktor Stepanovych Kosenko
3 Klavierstücke, Op. 9
No.2 Mazurka
ピアノ:伊集院紀子さん Noriko Ijuin, piano
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🎹 伊集院紀子さんからのお知らせ
「フレキシブル・ピアノサロン」
~試演会・One Dayレッスン会~のお知らせ
2024年11月24日(日)13:00~21:00
オクターヴハウス内・イベントスタジオにて
池袋駅東口徒歩3分の便の良い50人程度のサロンで、試演会・単発レッスン会を開催します。コンディションの良いYamahaC6のあるサロンです。
・単発レッスンを受けてみたい方(時間を選べる2コース)
・レッスンはちょっと重いけどコメントだけなら欲しい(質疑応答アリ、コメント用紙謹呈)
・緊張感のある本番を試したい(伊集院が立ち合います)
・コンクールを想定して採点して欲しい
など、様々なコースをご用意しています。
伊集院紀子のレッスンを受けてみたいかた、是非あなたのピアノを聞かせてください。詳細は伊集院紀子さんのHPをご覧ください。