PianoWinery ~響きのクラシック~ - Fm yokohama 84.7

萩谷康一さんの初めてのラジオ フルートレッスン

今週は、モダンフルート(現在のフルート)の前身に当たる横笛、フラウト・トラヴェルソ(伊:Flauto traverso)について教えていただきました。

*略してトラヴェルソと呼ばれています。

モダンフルートとトラヴェルソの吹き比べも披露していただきました。

写真:萩谷康一さん、吉川由利子さん

*トラヴェルソとモダンフルートを手にしている萩谷康一さん

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フルートの歴史:

🪈16世紀 ルネサンス期 Renaissance: ルネッサンス・フルート

🪈 17世紀~18世紀 バロック期 : トラヴェルソ (別名 バロック・フルート)

🪈 18~19世紀  古典派~ロマン派時代 : ロマン・フルート/ クラシカル・フルート

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トラヴェルソの特徴:

小さな音量しか出すことができない上、半音低いピッチですが、多様な音色を持ち、繊細で豊かな表現が可能で、モダンフルートとは異なった魅力がある。指穴も小さく、指の使い方が少し面倒かも。

正確な音程が出せるのは、Re、Re#, Mi, Sol, La, Si

トラヴェルソの穴6個、キーは1つ。(モダンフルートは、穴16個、キーは16)

トラヴェルソの材質は木、象牙、マイセンの陶器など。(モダンフルートの材質は金属)

写真:トラヴェルソを吹く萩谷康一さん

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萩谷康一さんのアドバイス!

初心者の方は、ニ長調からト長調、そしてハ長調の流れで練習すると良いかもしれません。今は、プラスチック製のトラヴェルソも販売されています。415Hz がお勧め。教則本も出ているので是非、トラヴェルソに挑戦してみてください!! モダンフルートとは異なった魅力が楽しめると思います。

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番組へのメッセージ、フルートのご質問などもお待ちしております!

piano@fmyokohama.jp

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