
🔹1曲目:
魯戴維(ロ・タイイ)作曲
乾陀羅革命(ガンダーラ革命)
演奏:鶴田流・薩摩琵琶、吉田 紫さん
Daiwei Lu
Gandhara Revolution
Satsuma - Biwa, Tsuruta : Murasaki Yoshida
🎵 薩摩琵琶の演奏伝統である、「戦いを物語る」事をテーマにしながらも、器楽としての琵琶の新たな可能性を探求している作品です。タイトルにはガンダーラから琵琶が東アジアに輸出され、その楽器の歴史に変革がもたらされるという象徴的な意味を含んでおり、琵琶の伝統的奏法、特殊奏法取り入れながら、他の楽器の音色や奏法を取り入れる作品となっています。
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🔹2曲目:
魯戴維(ロ・タイイ)作曲
アンゲルス・カースス (堕天使)
演奏:荒木匠登さん(チェロ)
Daiwei Lu
Angelus Casus
Takuto Araki, cello
🎵アンゲルス・カーススは、ラテン語で、堕天使という意味になり、天国から追放された天使を指すそうですが、この作品においてはチェロが堕天使を象徴し、その演奏においてロマン主義的な優雅さを思わせるモチーフと暗い音響の間を浮遊しているそうです。中音域では明るくエレガントな要素が現れ、低音域では暗く、高音域では絶望のような激しい音響の対比が追求されている作品です。
写真:魯戴維さんのリサイタル「ソロ」にて
/ 2024年2月、東京音楽大学TCMホール
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🔹エンディングは~
CD『ウクライナのピアノ作品集』(榎本智史さん、伊集院紀子さん、佐々木理之さん)より
ヴィクトル・コセンコ作曲
3つのピアノ小品 Op.9 より
第2番 マズルカ
Viktor Stepanovych Kosenko
3 Klavierstücke, Op. 9
No.2 Mazurka
演奏:伊集院紀子さん Noriko Ijuin, piano