PianoWinery ~響きのクラシック~ - Fm yokohama 84.7

萩谷康一さんの初めてのラジオ フルートレッスン

今週は、「シューベルトとフルートの関係」および、「テオバルト・ベームとフルートの関係」についてお話しをしていただきました。演奏曲は、シューベルト作曲、ベーム編曲のフルートとピアノのための6つの歌曲から「おやすみ」と「セレナーデ」。

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フランツ・シューベルトと🪈フルート

Franz Schubert (1797-1828)

シューベルトが活躍した19世紀は、バッハの時代のようなフルートの黄金時代は過ぎ去っていたので、作曲家たちは熱心にフルートのために曲を書かなくなってしまい、有名な作曲家のフルートの名曲は少なくなっていました。このような背景のもと、シューベルトは歌曲「しぼめる花」を主題とする変奏曲をフルートのために作曲し、名曲を残しました。フルーティストの間では、演奏不可能と言うべき変奏があったようで、今日の出版譜にはその部分は除かれているそうです。

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テオバルトベームと🪈フルート

Theobald Böhm (1794-1881)

テオバルト・ベームは、ドイツ人の発明家、音楽家、フルート奏者。従来のフルートの楽器としての性能を向上させた「ベーム式フルート」を完成させた人物です。ベームのキーシステムは、他の木管楽器・オーボエやクラリネット、サックスフォーンにも応用されて、今日に至っています。

またベームは、フルート奏者としても一流であり、バイエルン王国の宮廷音楽家として活躍。さらに、作曲家としても、フルートのための作品を残しました。

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写真:萩谷康一さん、吉川由利子さん

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番組へのメッセージ、リクエスト、フルートのご質問などもお待ちしております!

piano@fmyokohama.jp

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