
🔹1曲目:
ドビュッシー作曲 「2つのアラベスク第1番ホ長調」
Debussy, Claude Achille
2 Arabesques: No. 1 in E Major
ピアノ: 東 誠三さん Seizo Azuma, piano
使用楽器:Steinway & Sons / Takagi Klavier
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*新しい音楽の世界を作り上げた クロード・ドビュッシー :
Claude Debussy (1862-1918)
パリの西部、サン ジェルマン アン レー で生まれる。経済的に恵まれない家庭環境で幼少期を過ごしたが、周囲の人々に支えられ音楽的才能を見いだされる。幸運にも10歳でパリ音楽院に入学。作曲家としてのドビュッシーの素晴らしさは、表現する対象を含め、それまでの表現方法とは全く違う発想で新しい音楽の世界を作り出したことにある。
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*当時のパリの様子:
当時のパリは産業が発展し、空前の繁栄を遂げていた。1855年から1900年にかけて、パリ万国博覧会が5回も開催され、エッフェル塔の建設や地下鉄も開通された。日本からは歌麿や北斎などの浮世絵が、インドネシアからはガムラン、そしてヴェトナムの舞踊なども広く紹介され、これらの文化はドビュッシーに大きな影響を与えたと言われている。
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*曲のタイトル「アラベスク」とは:
元々の意味はイスラムの世界の美しい幾何学的文様で、美を表現した美術的装飾のことをいう。このような美しい文様を感じさせるような音型が使われているときにアラベスクというタイトルがつけられることがある。
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🔹エンデイングは~
シューベルト 作曲
即興曲集 第3番 変ト長調 D 899 Op.90-3
ピアノ: 東 誠三さん Seizo Azuma, piano
使用楽器:Steinway & Sons / Takagi Klavier
Schubert, Franz
4 Impromptus
3.Ges dur ,D 899,Op.90
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*作品番号の読み方について:
ドイッチュ番号は、シューベルトが作曲した作品に付けられている番号で、オットー・エーリヒ・ドイッチュ博士によって1951年に作られました。日本ではシューベルトの作品紹介をするときに上記作品は「ドイッチュ番号 899」と紹介されますが、本放送では、博士の意向に従い、博士のイニシャル「D」としてではなく、単なる記号という意味で「ディ 899」と発音します。
参考文献:シューベルトの作品目録:新シューベルト全集の序文より。
Die Wunsch Otto Erich Deutschs entsprechend sollten die Nummern des Werkverzeichnisess mit einen einfachen vorangestellen "D" zitiert werden, also z. B. D 200, auch nicht DV 200.
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🎵 湘南アフタヌーン ・コンサート 「フランス・ピアノ音楽の小径」のお知らせ
東誠三 2023湘南アフタヌーンコンサート ~フランス・ピアノ音楽の小径~
Seizo Azuma Afternoon Piano Concert
開催日時:2023年11月26日(日)14:30 開演
会場:逗子文化プラザ なぎさホール 神奈川県逗子市
ドビュッシー、ラヴェル、サティ、シャブリエ、ブーランクの作品を演奏。
*チケット関連の情報
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