
今週は、フルートで奏でる「いい音」についてお話しをしていただきました。
萩谷康一さんがフルートの生徒さんに「あなたの思う「いい音」とはどんな音ですか?」という質問をされたところ、それぞれに「いい音」と思っている音が異なっていました。例えば、雑音のない音、深みのある音、遠くまでよく通る音、しっとりした音 … など。
萩谷康一さんが考える「いい音」とは~
全員が同じような感覚ではないので、一言では決まらない正解のないものです。「聞いている人の心に響く音」、「みなさんが経験してきた全てのことが活かされている音」~ きっとそれが素敵な音で、「いい音」なのだと思います。
= = =
(参考)1752年にフルート奏者・クアンツが出版した「フルート奏法試論」
当時(バロック音楽)の演奏法や音楽、慣習を知る上で貴重な資料となっています。クアンツの理想の音について学べます。
= = =
明日10月8日は、萩谷康一さんが尊敬する クルト・レーデル (Kurt Redel)氏 のお誕生日!
クルト・レーデル Kurt Redel (1918 - 2013) は、ドイツの指揮者・フルート奏者。
1918年10月8日、1945年までドイツ領であったブレスラウ(現在のポーランド領ヴロツラフ)生まれの指揮者、フルート奏者。ブレスラウ音楽院にてフルート、ヴァイオリン、ピアノ、オーケストラ指揮を学び、1938年、ウィーンの国際吹奏楽コンクールにフルート奏者として入賞。1941年、バイエルン国立歌劇場管弦楽団の首席フルート奏者に就任。1953年にはミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団を組織し、指揮者兼独奏者となった。特にバッハの作品にかけては権威的な存在。
= = =
番組へのメッセージ、リクエスト、フルートのご質問などもお待ちしております!
↓
= = =
写真:萩谷康一さん、吉川由利子さん
= = =