
今週は、ドイツのCDレーベル「ベルリン・クラシックス」の日本の窓口、JPT Classics から素敵なアーティストのインタビューをご紹介しました。(JPT Music Twitter: @jptmusic1)
ご紹介したのは、 ノルウェーのヴァイオリン / ハーディングフェーレ奏者の ラグンヒル・ヘムシング さん (Ragnhild Hemsing) です。
*ハーディングフェーレ(ノルウェー語: Hardingfele)はノルウェーのハルダンゲル地方で生まれた民族楽器。ヴァイオリンよりやや小型の擦弦楽器で、4本の演奏弦に加え駒の下部に4~5本の共鳴弦が張られているのが特徴。別称はハルダンゲル・フィドル(英語)
番組では、ノルウエー語のハーディングフェーレに統一させていただいました。
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Ragnhild Hemsing、Violin / Hardingfele
ラグンヒル・ヘムシング
ヴァイオリン / ハーディングフェーレ
<プロフィール>
ラグンヒル・ヘムシングさんは、ノルウェーの民謡の故郷として知られるヴァルドレス(Valdres) 出身の35歳。5 歳でヴァイオリンを弾き始め、その後まもなくノルウェーの伝統的な楽器ハーディングフェーレを弾き始めました。9歳でオスロのバラット・デューエ音楽院に入学。ウィーンのボリス・クシュニールに師事し、わずか 14歳で、ベルゲン・フィルハーモニー管弦楽団とトロンハイム交響楽団でデビューし、メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏。以来、国際的なキャリアを築き、ハーディングフェーレ奏者として国際的な地位を確立。ノルウェーの民族音楽とクラシック音楽の要素を全く新しい形で融合することに成功しています。
2009年のノーベル平和賞コンサートでは、アイルランド出身のグループ、Westlifeと”You raise me up"を共演。2011年には、チェルトナム音楽祭に出演。2013年には、ボンで毎年開催されるベートーヴェン・フェスティバルで、ベートーヴェン・リングを授与。2013 年、妹のヴァイオリニスト・エルドビョルク・ヘムシング (Eldbjorg Hemsing )さんと共に「ヘムシング フェスティバル」を設立。室内楽フェスティバルは、毎年 2 月に故郷の Aurdal/Valdres で開催しています。そして2022年6月、ドイツのCDレーベル、「ベルリン クラシックス」より新譜「グリーグ:ペールギュント」(ハーディングフェーレと弦楽合奏のための編曲版)をリリースしました。
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* ラグンヒル・ヘムシングさんの演奏
Ragnhild Hemsing - Edvard Grieg - Peer Gynt: Solveig's Song
Ragnhild Hemsing & Trondheim Soloists - Grieg: In the Hall of the Mountain King (Hardangerfiedel)
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番組へのメッセージ、リクエスト、フルートのご質問などもお待ちしております!
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