
『ピアノ・グラニテ』は、ピアニスト・伊集院紀子さんが、演奏機会の少ない名曲や作曲家をご紹介するコーナーです。3月より第9シーズンがスタートしました。伊集院紀子さんによる演奏もお楽しみください。今週ご紹介いただいたのは、前回もご紹介いただいた20世紀のブルガリアの作曲家の中で最も偉大な作曲家と評され、多くの著名な演奏家に愛されたパンチョ・ヴラディゲロフ。(Pancho Haralanov Vladigerov 1899 – 1978)今回は、ブルガリア音楽とその歴史的背景についてご紹介いただきました。
<パンチョ・ヴラディゲロフ>
1899年、スイスのチューリッヒで生まれる。幼少期は、ブルガリアのシューメンで過ごす。その後ベルリンで音楽を学び、ベルリンの劇場の音楽監督になったが、ブルガリアに戻ることを決意。1940年にはブルガリア国立音楽院のピアノ科の教授に就任。ブルガリア現代音楽協会の創立メンバーとして活躍。ヨーロッパの普遍的な鍵盤楽器のスタイルにブルガリアの民族的イントネーションやリズムを融合させ、独自の世界観を生み出し、多くの曲を作曲した。本格的に数々のジャンルを手懸けた作曲家の一人としてブルガリア音楽史に名を遺しているだけでなく、国民楽派的な音楽作品を確立したことや、次世代のブルガリア人作曲家の逸材を育てたことでも名高い。
ピアニスト 伊集院紀子さん
Noriko Ijuuin, pianist
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● ピアニスト 樋口あゆ子さんが出演しています!
ショパン ハンナ チャンネル / Youtube:https://youtu.be/6mPXY26CRv0
「樋口あゆ子 ラフマニノフ愛用のヴィンテージ スタインウェイと師・中村紘子先生からの贈り物」是非、ご覧になってください。
番組へのメッセージ、リクエスト、フルートのご質問などもお待ちしております!
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