今夜のゲストは、小説家のふるたみゆきさんと作曲家の神山奈々さんをお迎えいたしました。

ふるたさんが現在、全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)にて連載されている音楽小説『旅するピアニストとフェルマータの大冒険』についてお話をうかがいました。
https://research.piano.or.jp/series/fermata/
18才のピアニスト 鍵一くんが19世紀パリにタイムトラベルをおこない、さまざまな困難を乗り越えながら、音楽家として成長してゆく物語です。
物語の中では、19世紀パリの文化背景や、知られざる音楽家の魅力について知ることができます。
作中では『夢の浮橋変奏曲』という曲の作曲シーンがあります。
この曲は実際に神山さんが創作をし、鍵一くんのパリでの経験や、その当時のピリオド楽器の特性を生かした楽曲になるようです。楽しみですよね。
挿絵はイラストレーターの中山尚子さんが作品のための書き下ろしです。
物語と合わせて、お楽しみくださいね。
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◆ふるたみゆきプロフィール
◆神山奈々プロフィール
前橋市生まれ。「現代音楽」の分野を中心に創作活動を展開している作曲家。
作品は器楽作品を主軸として、小編成の室内楽からオーケストラ曲、邦楽器ための作品まで多岐にわたり、国内外の音楽祭や演奏会で取り上げられている。
第79回日本音楽コンクール作曲部門第3位(2010)。2013年度武満徹作曲賞第3位などの入賞歴がある。
現在、東京音楽大学勤講師を勤める。