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Shanti Time「栗にまつわる話」

ヨガインストラクター・介護予防指導士・ベジタブルフルーツアドバイザーでもある
望月聡子さんと一緒に、ヨガや食など生活に役立つ事をわかりやすくお伝えしていきます。

今日のラキミは栗にフォーカス!ということで、
Shanti Timeでも栗にまつわるお話です。


世界中には沢山の種類があり、世界で栽培される栗を大きく分類すると、
日本栗、アメリカ栗、中国栗、西洋栗の4種類です。
日本栗は大粒で水分も多いため茹でて調理するのに適し、中国栗は渋皮がむきやすく、甘みも強いため、天津甘栗などに使われています。
西洋栗は小粒でマロングラッセなどを作るのに適しています。アメリカ栗は病気に弱い為、今ではほとんど手に入らないといわれています。

栗の歴史は古く日本では縄文時代の頃には既に主食として食べられていました。
日本で栽培が確認されているのは40種ほどで最も多く作られている品種は茨城県の筑波で、全体の約3割を占めています。

栗には健康に良いとされる栄養素が、豊富に含まれています。
特にビタミンC、カリウム、食物繊維の含有量が高いのが特徴です。
栗のビタミンCは、ジャガイモと同じようにデンプン質に包まれているため、加熱しても壊れにくく摂取しやすいです。
また、栗の渋皮には、ポリフェノールの一種である「タンニン」が多く含まれており、
この強い抗酸化作用により、老化の防止や動脈硬化などによる生活習慣病の予防にもなります。渋皮煮などで摂取する事が出来ます。
どんなに体に良い食べ物でも食べ過ぎると、胃もたれや胃痛を引き起こしやすくなったり、 便秘になることもあるので、一日10粒程度(約200g弱)がお勧めです。

また、栗を使ったメニューの1つ「栗きんとん」ですが、おせち料理のイメージを持っている方も多いかと思いますが、
実は栗きんとんは地域によって全く違うもののことを指しています。
東京近郊の「栗きんとん」といえば、材料に栗やさつまいもを使い、粘り気が強く 糖分濃度の高い餡を栗に絡めた料理で、主におせち料理に登場します。
一方、中部地方の「栗きんとん」は蒸した栗に砂糖を加えて炊いて、茶巾で絞って形を 整えた和菓子のことを指します。
おせち料理の栗きんとんのように粘り気はなく、 栗の実そのものを食べているようなほろっと口の中でほどけるような柔らかい一品です。

食べるまでに手間がかかる栗ですが、この季節にしか食べられない特別な味覚ですので、ぜひ味わってくださいね。

このコーナーでは望月先生に聞いてみたいことや感想など、メッセージをお持ちしています!
メールはluck@fmyokohama.jpまで。

次回のShanti Timeもお楽しみに♪

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