
今回は、企画部プロモーションチーム、“ゆかたん”こと近下由佳さん、
展示飼育部展示飼育チームの山本岳さんをお迎えしました。
このコーナーは2004年から現在までのえのすいの20年をテーマとなる生き物とともに、
1年ずつ振り返る企画をお送りしています。
今回は2021年を振り返る、ということでこの年のテーマ生物は、、、ワタボウシクラゲ!
この年、新江ノ島水族館で初めて新種のクラゲ=ワタボウシクラゲを発表しました。
学名は「Tiaricodon orientalis」、そして和名の「ワタボウシクラゲ」を名付けたのがこの山本さんなんです!!
こちらは標本↓サイズは1センチほどで小さく、クリオネくらい・・・。
ワタボウシクラゲってどんな生き物?かと言うと、現在、日本と中国で出現記録があり、江の島では春から夏にかけて出現するヒドロ虫綱花クラゲ目ウラシマクラゲ科のクラゲです。
山本さん曰く、このクラゲの姿が綿帽子を被った花嫁のように見えたことが、名前の由来となっているそうです。
発見したのは、2018年4月に江の島の裏磯。最初は別のクラゲだと思っていましたが、姿や大きさが思っていたクラゲと違う!?よーく調べてみると、新種のクラゲだった!!ということで、2021年に形態観察から遺伝子に至るまでをまとめた論文を発表したそう。
えのすいでは、毎日、江の島の海に採集に行き、その日採れたクラゲを展示する水槽がありますので、そちらも是非チェックしてみてください。身近な海にもまだまだ新種のクラゲが隠れているかも知れませんね。
ちなみに、高木さんのお気に入りのクラゲは「枝垂れ桜クラゲ」だそうです。
春を感じますね🌸
☆近下さんからの「えのすいのインフォメーション」
えのすいから、深海研究会のお知らせです。
2月2日(日)閉館後に、今や深海生物の調査には欠かせない水中ドローンの開発、製造をてがけるエンジニアを招いた特別イベントを開催します。
これまで実施してきた深海調査や生物の採集、水中ドローンの操縦方法についてお話しいただくほか、このイベント限定の深海クイズラリーも開催!
夜の水族館で深海に浸る、ディープな時間をお楽しみください。
X #あわたん #新江ノ島水族館、 TikTok公式アカウントもぜひチェックを!
来月もお楽しみに!