
皆さん~お元気ですか?
もうすぐ3月ですよ。。。春は近いですね。
卒業式シーズンに突入です。
全国の高校生&大学生が「卒業旅行」で
新江ノ島水族館に来ますよ。
今回は、展示飼育部 魚類チーム 北嶋 円(きたじま まどか)さんに
【深海で生きるエビやカニ】について、お話を伺いました。
えのすいでは、JAMSTEC(独立行政法人海洋研究開発機構)と協力して
日本に初めて深海生物の長期飼育法に関する共同研究が行われているそうです。
昨年12月に採取された珍しい名前の深海生物がいます。
沖縄伊平屋北熱水海域の水深991mで採集され展示が始まった【ゴエモンコシオリエビ】です。
たいへん形に特徴があります。
尾が腰の部分から腹側に曲がっているのでカニのようにみえます。
白いですが、ゆでても赤くなりません。
名前の「ゴエモンコシオリエビ」は、
釜ゆでの刑に処された石川五右衛門に由来し、
温泉のような熱水が噴き出ている場所で分布しているところからです。
でも、熱水が好きなわけでもないようです。
300度近い熱水に直接触れているわけではないので
焼け死にません。
胸に密集している毛の中にバクテリアを飼っていて、
このバクテリアが火口から吹き出す、硫化水素を栄養にしているため
熱水がでている近くの岩の上のところに集中しています。
「ゴエモンコシオリエビ」はこのバクテリアを食べているんですね。
面白いですよね。
まだまだ、深海には、私たちの知らない世界がありますね。
他にも多くの生き物がいるのですよね。
なんだかワクワクしてきます。
深海コーナーにみに来てくださいね。
★来月3月のテーマ水槽は、【お花見のお供たち】ですよ~。
ペンギンプール前に行きましょう。