えのすい presents LIFE OF AQUARIUM - Fm yokohama 84.7

トンボロを歩こう

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こんにちは~DJ・HAGGYです。
今回は、【江の島に出現するトンボロ】について、体験学習チームリーダーの笠松舞さんにお話を伺いました。
 

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皆さんは、【トンボロ】という言葉知っていますか???
トンボロは、イタリア語なんですよ。
もともと海だった場所に、波が運ぶ砂がたまって盛り上がることで、自然にできた地形のことをトンボロと言います。
 
江の島にトンボロができて、陸続きの島になったのは、鎌倉時代初期といわれています。
葛飾北斎の浮世絵「相州江の島」でも潮が引いて、江の島に歩いている人々の様子がありますよね。
 

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大潮の干潮時、およそ1時間の間は、江の島までトンボロを歩いて行くこと出来るんです。
DJ・HAGGYは、子どもの頃から、何回も十数回かな?歩いていますよ。
江の島弁天橋(歩行者用の橋)が、かなり混んでいるとき(特に夏には)、トンボロを歩いた時もあります。
片瀬海岸東浜よりそのまま歩きます。
歩いていると、足元には、いろいろな生き物がいますよ~。
 
このトンボロ、海外で有名なのは、フランスの小島の修道院「モン・サン=ミッシェル」ですよね。
笠松さんの話によると、日本三大トンボロは「函館市(函館山から市街地方面みるとわかりますよね。)、甑島(こしきじま・鹿児島県薩摩川内市)、潮岬(しおのみさき・和歌山県串本町)」だそうです。
DJ・HAGGYは、元・地理の教師(専門は日本観光地理)ですから、話をきいていると楽しくなってきました。良くわかるのですよ。
その他にも。秋田県の男鹿半島(なまはげで有名ですよね)、二つの砂州でつながった複式陸繋島ですね。
社会科の歴史の教科書にも登場する福岡県福岡市の志賀島海の中道・・・・・などなど。
調べると面白いですよ。
 

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トンボロができるしくみは、
①   沖から押し寄せる波の力が障害物(江の島)によって弱められ、障害物の両側から海岸に向かって回り込みます。
②   回り込んだ流れは沖に向かいます。一緒に運ばれる砂が障害物に止められて、陸地がつくられます。細長い「砂州(さす)」ができます。やがて砂州が陸地とつながり「トンボロ」になります。
 

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新江ノ島水族館「なぎさの体験学習館」では、なんと《トンボロを歩くワークショップ》が定期的に開催されていますよ。
今度は、5月18日日曜日です。
ちょうど【えのすいECOデー】です。
えのすいECO親善大使DJ・HAGGYは、11時から12時の《ビーチクリーン》参加します。終わったらトンボロ見に行こうかな?
詳細は、新江ノ島水族館なぎさの体験学習館 電話0466-28-6411
または「新江ノ島水族館ホームページ」ご覧ください。
 

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トンボロが大好きになったDJ・HAGGYでした。
 
 
 
 

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