俳優の松重豊がマスターをつとめる
FMヨコハマ「深夜の音楽食堂」

今夜も先週に続いて
ZAZEN BOYSの向井秀徳さんがご来店。

1月24日に12年ぶりとなる
ZAZEN BOYSのアルバム「らんど」が
リリースされました。

今夜は、向井さんと松重マスターによる
朗読セッション！

ニューアルバム「らんど」に収録されている
『永遠少女』をお届けしました。

♪ Today's ON AIR ♪

1. 永遠少女  / 向井秀徳(ZAZEN BOYS)  × 朗読 松重豊

向井秀徳さん
「（永遠少女は…）
BマイナーセブンスとFメジャーセブンス
この2つのコードカッティングのリフが
最初に生まれて、むちゃくちゃ刺さった。
この2つのコードだけで、最初から最後まで
突っ走って行くような曲にしたいと。
強い言葉を放たないと、ギターの鋭さに
負けるなと思って、取り組んだ。
結果的に、非常に言葉の圧力を持った曲になった。
“世の中そんなもんよ、人間、嘘だらけ
人間なんてそんなもんですよ”
ということを、ちょっと強い言い方には
なるんだけれども…」

松重マスター
「強い言い方が、どんどんできなくなって
きているじゃないですか。
”コレは映像にできない”とか。
こういうものを、言葉にしたり
活字にしたり、歌にしたりできるのは
小説や音楽の世界でしかできないのかな。」

向井秀徳さん
「それはつまり、人間の心をかき乱しては
いけないということなんでしょうかね」

松重マスター
「ただ、若い頃、思春期には、
エッジの効いたエグい、露骨に
人間の生々しい部分を、言葉として
自分の中に取り入れることが必要だと
思うんですよね。歌詞の“少女”という
響きや“1945年”というワード。

僕は音楽的なことはわからないけれど
言葉によって、うねる物語が
1曲の中に入っている。それがすごい。」

向井秀徳さん
「実際にギターを弾きながら歌うと
私としては非常につらいわけですよ。
辛い言葉を歌っていると、実感するんです。
人を怖がらせようとしているわけでは決してない。
歌わざるをえないぐらいの
勢いを持っているわけですけれど
この歌を、言葉で口に出して歌うことで
絶対に成り立つものがあるんですよ。
今、松重さんに歌詞を語っていただきましたけれど
そうなると、言葉の一つ一つが
生き物みたいにうねり出す。
これが、私は音楽であり、ブルースで
ロックンロールだと思っています。」

2. チャイコフスキーでよろしく / ZAZEN BOYS
3. 黄泉の国 / ZAZEN BOYS

いずれも1月24日にリリースされた
アルバム『らんど』 収録♬

＜LIVE＞
ZAZEN BOYS TOUR MATSURI SESSION 2024

2/28 東京TOKYO DOME CITY HALL
3/10 大阪なんばHatch
3/20 名古屋ダイアモンドホール

4月以降は、新潟、郡山、水戸、盛岡、那覇、京都
福井、鹿児島、札幌…と続きます！

詳しくは⇒https://mukaishutoku.com/zazenboys.html

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