2017年7月19日

【第42回】松重豊 × 大杉漣

俳優の松重豊がマスターをつとめる
FMヨコハマ「深夜の音楽食堂」

本日は満を持してのご登場！
松重さんが尊敬してやまない大先輩！
俳優の大杉漣さんをお迎えしました！

出演作品が多いことから
“1000の顔を持つ”と言われている
漣さんですが、現時点での映画への
出演本数は500本以上！
ドラマを含めるともっとあるだろうと！

日本を代表する
唯一無二のバイプレイヤーです！

漣さんと松重さんの出会いは
松重さんのデビュー映画でもある
1992年の黒沢清監督の
映画「地獄の警備員」

当時を振り返って・・・

大杉漣さん
「現場では一言も話さなかったよね？
松っちゃんとは」

松重マスター
「え？僕とですか？いや、話しましたよ！（笑）」

大杉漣さん
「話した！？僕、寡黙だから！
現場では喋んないからほとんど！」

松重マスター
「いやいや！！！！（笑）」

漣さんが出ていた転形劇場の舞台を
拝見していたという松重さん。

松重マスター
「大杉漣さんと映画で共演できる！
という喜び以上に、大杉さんって
こんなに喋るんだ！って！！！（笑）」

また、黒沢監督と漣さんの
関係についても・・・

大杉漣さん
「僕は必ず（黒沢監督作品では）
余計なことをするっていうのが、
テーマだったんですよ。
アドリブも含めて行動もそうなんだけど。
僕はやり続ける、彼はそれを切り続ける、
っていうのがあって。
ここでアドリブをいれたら、
絶対に彼は切れないかなって思って、
自分のセリフとセリフの間で、
アドリブをいれたんですよ。
でも、彼は、それでも
切るんですよ！（笑）
せめぎ合いなんですよね！（笑）」