花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
武居>内藤さん、今日はどんなお話でしょうか。
内藤>秋も深まって、11月も近くなりましたが、ガーデニング好きな方は、そろそろパンジーとかビオラの苗を植え始めるときかと思います。
武居>確かにそうですね。一般的には10月中旬から11月上旬ころがベストとされていますものね。
内藤>はい、パンジーは暑いのは苦手で、生育には10-20度前後がちょうどいいとされています。ですから、20度を下回るちょうどいまころに植え付けを始めるケースが多いですね。
武居>では、今年のパンジーで、おすすめはありますか?
内藤>それがですね、・・・あるんです!おおアリなんです。
武居>お!それはどんなパンジーなのでしょうか。
内藤>なんと群馬県高崎市に佐藤さんというパンジーの育種家さんがいらして、その方が育種したパンジーがすごいんです。
武居>え!?これパンジーですか??フリフリとした花弁がたくさん重なって、手毬のようにコロコロとした花形になっています。しかも、色も紫と白、黄色と紫のような複色で、華やかさを究めていますね。このようなパンジーは見たことないかも!
内藤>パンジーの常識を覆すような品種ですよね。こちらは佐藤さんが育種した、「ドラキュラ」という品種です。
武居>名前を聞くとなんとなく納得する色味のようにも見えてきます。
内藤>このドラキュラ、私たちが見てもハッとさせられますが、今年アメリカのオハイオ州で開催された「Cultivate(カルティベート)2026」で「Retailer’s Choice Award」(小売店推薦賞=お花屋さんが最も売りたい花で賞)を受賞されたのです。
武居>それはすごい!「カルティベート」という展示会は大きいのですか?
内藤>めちゃくちゃ大きいです。世界中の育種家、生産者、ガーデンセンター、小売店、園芸関係者が集まる、世界最大級の園芸業界展示会です。
武居>世界最大級の園芸展示会で、日本の佐藤さんのパンジーが高く評価されたのですね。
内藤>そうなんです!ほかにも、淡い色合いで優雅なフリルが王妃マリー・アントワネットのドレスを連想させる「ローブ・ドゥ・アントワネット」が、目利きのプロが審査員となり、「ぜひ取り扱いたい」と高く評価されたのです。こちらが「アントワネットのドレス」の意味の「ローブ・ドゥ・アントワネット」です。
武居>本当にアントワネットのドレスを思わせるフリフリと華やかな品種ですね。ドラキュラシリーズより、色味が明るくて、ピンクやベージュやエンジ色などが多い印象ですね。これまでとは違うパンジーを植えてみたいとか、新しくパンジーを植えてみたいという方にぜひ見てほしいですね。
内藤>すごいですよね。ニッポンのパンジーは「かわいい」を究極のJAPANコンテンツと言っていいかもしれません。そして佐藤さんのパンジーは「サトウ園芸」さんでHPを検索していただくと、全国の県ごとに取り扱いのお店が紹介されているんです。
武居>それはすごく親切ですね。
内藤>はい。例えば神奈川県でしたらザ・ガーデントレッサ横浜店、ザ・ガーデン横浜、港北NT店など支店ごとに紹介されています。
武居>ということは、ほかの県の取扱店も書いてあるということですね?
内藤>あります。サトウ園芸のホームページをご覧いただくと、ほかの県での取扱店も紹介していますので、ぜひHPをご覧いただければと思います。植えてみたいと思うニッポンのすごいパンジーに出合えるかもしれませんので、休日にガーデンセンターにもお出かけてみるのもいいかもしれません。
武居>ということで今日はパンジーの植え付け時期にちなみ「ニッポンのすごいパンジー」をご紹介いただきました。内藤さん、ありがとうございました。
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