花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
武居>内藤さん、今日はどんなお話でしょうか?
内藤>今日8月23日は、二十四節気でいう「処暑」。本来は「厳しい夏の暑さがようやくピークを越えて、和らぎ始める頃」のはずなんですが・・・!
武居>そのピークが暑すぎて、越えてもまだ暑いですよね。
内藤>本当にそうなんです。こう暑いと、切り花もすぐダメになるから「今は買うのやめようかな」とか、「どうやったら少しでも長く持つの?」と悩んでいる方、多いと思うんですよね。
武居>わかります。買ってすぐしおれると、ちょっとがっかりしますもんね。
内藤>そこで今日は、このNITTENハナラボを毎週聞いてくださるヘビーユーザーさんのために、基本の「キ」として、この真夏でも切り花を長持ちさせる地味な5つの方法をご紹介します。
武居>おお、それは要チェックですね。
内藤>正直に言うと、私自身も、ほかの花のプロでも、ここまで暑いと他の季節ほどは持たないと実感しています。夏はどうしても条件が厳しいんです。
武居>プロでも苦戦する暑さ、ということですね。
内藤>はい。でも「1日でも長く楽しみたい」という気持ちは、だれもが持っていますよね。1本300円で買ったお花が、3日持つのと5日持つのとでは、価値がずいぶん違う感じがあります。
武居>たしかに。同じ値段なら長いほうが嬉しい。では、さっそくお願いします。
内藤>はい。まずその1、いけ水をきれいに保つ!
武居>これは大事ですね。
内藤>そうなんです。ズボラな私は、つい冬と同じ感覚で放っておきがちなんですが、夏だけはこまめに水替えをお勧めします。水の中のバクテリアの繁殖を抑えて、茎の中が“めづまり”するのを防ぎます。
武居>鉢植えにしても、炎天下の日には水やりの回数を増やしますよね。あれと同じ感覚ですね。
内藤>まさにそんな感じで、頻度は上がりますが、水替えをお願いできればと思います。続いてその2、花瓶そのものをきれいに保つ。
武居>1つ目とも通じそうですね。
内藤>はい。冬なら水を替えるだけでいいんですが、夏はもうひと手間。食器用のスポンジと洗剤でもいいですし、手洗いでも花瓶を洗ってください。ただ、汚れがひどいと手では大変なので、小さめのスポンジが一つあると便利です。
武居>ぬめりが残っていると、そこから傷みそうですもんね。
内藤>ぬめり危険。これはこまめに洗い落とすようにしましょう。その3、茎の下をこまめに切り戻す。切り口を常に新しく保って、茶色っぽくなったり、よれよれになった茎は迷わず切り落としてください。
武居>どんどん短くはなりますが、その分長持ちする、ということですね。
内藤>はい。短くなるのは、それだけ長く楽しんだ証拠でもあります。
武居>となると、背の低い花瓶も一つあると重宝しそうですね。
内藤>おっしゃるとおりです!短くなってきたら、背の低い花瓶に移すと最後まで可愛く飾れます。そしてその4、できるだけ涼しい場所に置く。エアコンの効いた25度前後の空間だと、長持ちを一気に実感できますよ。
武居>なるほど。あ、でもエアコンの風は当たらない方がいいですよね?
内藤>その通り。人と同じで、エアコンが効いた環境といえども、直撃は注意です。乾燥して花が傷みやすくなります。
武居>涼しいのはOK、直風はNGですね。最後の5つ目は?
内藤>その5、切花栄養剤を使うということです。地味でありながら、王道です。
武居>お花を買うとついてくる、あの小袋ですね。
内藤>そうです。あれ、ちゃんと意味あります。花が大きく咲く栄養と生け水のバクテリアの繁殖を防ぐ殺菌剤が黄金バランスで含まれています。
武居>お花が長生きしやすい環境を整えてあげるということですね。
どれも地味ですが、これらができれば、確実に切花の寿命は伸びそうですね。
内藤>その通りです。
武居>ということで今日は「暑い夏に切り花を長持ちさせる5つの地味な方法」をご紹介いただきました。内藤さん、ありがとうございました。
お花に関する質問や、取り上げてほしいテーマなど、
気軽にメールお待ちしています!
take@fmyokohama.jp までお送りください♪