花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
武居>内藤さん、今日はどんなお話でしょうか。
内藤>気象庁によると、今年もかなり暑い夏が予想されています。
武居>ここ数年、体感としても“ちょっと異常な暑さ”が続いていますよね。
内藤>本当に異常な暑さですよね。庭の植物管理も、年々ハードになってきていますよね。
武居>水やりをしても追いつかない、なんて声もよく聞きます。
内藤>そこで今日は、「今の日本の灼熱の夏でも、しっかり楽しめる花苗」をご紹介したいと思います。
武居>これは心強いテーマですね。ぜひお願いします。
内藤>ひとつ目は、トレニアです。
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内藤>タイとか熱帯の地域に行くと、公園のグランドカバーに使われていたりするのですが、花がきれいだからというよりも、目隠し的な役割だったり、暑さに強いからメンテナンスが楽・・・みたいな位置づけで使われていたと思います。
武居>そんなイメージありますよね。昭和のときから使われる息の長い商品のような。
内藤>そうなんです。ところが、最近トレニアのポジションが変わってきたんです!
武居>どんなふうに??
内藤>トレニアの若い苗を生産者さんに販売する種苗会社の方に伺うと、特に2023年頃から「暑すぎる夏」に対応できる植物として、急に需要が伸びたそうなんです。
武居>夏が暑すぎて何を植えても枯れちゃったり、葉が焼けちゃったりしますもんね。その点、トレニアは優秀なんですかね。
内藤>暑い夏ほどトレニアの優秀さが際立つみたいです。人気が出てきたら、種苗会社も品種改良に力を入れるじゃないですか。すると、これまでよりさらに暑さに強い「スーパートレニア」というのが誕生したんです。
武居>これまで暑さに強かったのに、さらに暑さに強いんですね。
内藤>はい。しかも雑草も生えてこないほどの驚きの生育力で、グランドカバーにも最適とされ、
夏の直射日光を浴びるほどぐんぐんと成長する夏に最強の花との位置づけなんです。
武居>これは頼もしい品種ですね。
内藤>色はシリーズで何種類か出ているのですが、こちらの写真をご覧ください。
武居>ベージュピンクに紫の差し色が入るような、ちょっと驚くほどおしゃれな品種ですね。なんだからラムレーズンのようなイメージ。
内藤>武居さん、さすがです。これはラムレーズンという品種なんです。
武居>名前まで洒落ていますね。一度聞いたら忘れなそうです。見た目も機能も進化していると。これは再評価されるのも納得です。
内藤>もうひとつご紹介したいのが、ヒマワリの「サンビリーバブル」です。
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武居>名前からしてインパクトがありますね。
内藤>はい。「千輪咲く」と言われる品種です。
武居>千輪…本当にそこまで咲くんですか?
内藤>この品種はタネができないタイプで、エネルギーをすべて開花に使えるんです。条件が整えば、驚くほど次々と花を咲かせます。
武居>なるほど、“咲くことに特化したヒマワリ”なんですね。
内藤>しかも、真夏だけでなく、春から霜が降りる頃まで長く咲き続けるのも特徴です。
武居>それは園芸ファンにとってはかなり嬉しいポイントですね。
内藤>イギリスで8年かけて開発されたそうで、暑さの中でも休まず咲き続ける、まさに今の日本に合ったヒマワリです。
武居>ヒマワリの「サンフラワー」と「アンビリーバブル」を掛けたネーミングも秀逸ですね。
内藤>センスを感じますよね。
武居>こうして伺うと、気候に合わせて、花の世界も確実に進化しているんですね。
内藤>はい。「暑いから園芸は無理」から、「暑くても楽しめる選択肢が増えている」という段階に来ていると思います。今日は、苗物・花物をご紹介しましたが、来週は、夏の暑さに負けない“庭木”をご紹介します。
武居>ということで今日は「夏の暑さに負けない、おすすめの苗・お花」をご紹介いただきました。内藤さん、ありがとうございました。
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