花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
武居>ラジオネーム「みっちゃん、やるね~」さんから。
1月にお便りいただいていたのですが、ご紹介が遅くなってしまいました。
「 詩織さん、内藤さん、こんにちは。
今年初めて放送を聴き、お花のコーナーがあることを知って嬉しくなりメールしました。
ガーデニング歴6年ですが、5年前から地植えしている「ガーデンマム」についての相談です。
毎年冬には枯れ、1月現在は地面から可愛い新芽が出ています。
今のところ毎年咲いてくれますが、このまま植えっぱなしで寿命や衰えはないのでしょうか?
いつか挿し芽などで新しい株に更新する必要があるのか、ぜひ教えて下さい!
写真は満開時と1月に撮影した新芽の状態です。」
というメッセージと共に、お写真を3枚、送っていただきました。
内藤>写真のうちの一つは、黄色い満開のガーデンマム、これはもう圧巻ですね。
もう画角に収まりきらないほどで満開ぶりが伝わってきます。
それから濃いピンクのガーデンマムもとてもきれいですね。
武居>一つの花束のように花がたくさんついていますね。
内藤>そして、1月に撮影された新芽のお写真。地面から、ぷりっと、ぷりっと小さな葉を広げた新芽が、
とても愛おしい姿です。もう今頃はもう少し大きくなってきているころと思います。
武居>このまま植えっぱなしでいいでしょうかというご質問ですが、
そもそもガーデンマムがどういうものか、ご存じない方もいらっしゃるかも。
内藤>はい。そうですね。ヨーロッパで誕生した「庭で楽しむキク」のことです。
但し、交配の親には日本のキクが使われていて、日本ともとても縁の深い植物なんです。
寒さに強く、屋外で冬越しができて、お庭を鮮やかに彩ってくれることから、「ガーデンマム」と呼ばれています。
武居>寒さに強いですよね。(自由に受けて)これは、何年も育てることができるんですか?
内藤>はい。基本的には耐寒性のある多年草です。
上手に育てると、ボリュームのある株を何年も楽しめるのがガーデンマムの魅力です。
武居>「みっちゃん、やるね~」さんは、
5年前から地植えしているとのことですが、このまま植えっぱなしでも大丈夫でしょうか。
内藤>地植えのままでも、何年かはきれいに咲き続けます。
ただ若いうちは、年々勢いが増していきますが、何もしないままだと、
少しずつ元気が落ちてくることも多いですね。
武居>それにしても、5年何もしなくて元気というのは、すごいですよね。
内藤>本当にすごいと思います。3~4年ほどで老化して、花付きが悪くなるケースも多いそうです。
武居>では、老化が始まるサインってあるんでしょうか?
内藤>はい、あります。株が大きくなって、込み合ってきますと、花付きが以前より少なくなったとか、
花自体が以前より小さくなるとか、株の中心が密にならず空洞気味になる・・・とかが老化のサインになりますね。
武居>花のパフォーマンスが落ちるという感じですね。
内藤>その通りです。
5年経過して尚元気というのは、環境がいいのと、「みっちゃんやるね~」さんの愛情の賜物だと思います。
武居>地植えとのことですが、株分けはした方がいいのでしょうか。
内藤>理想的には2-3年に1度するのがおすすめです。
あまり長い間そのままにしていると、病気や害虫などの被害を受けやすくなってしまいます。
武居>株分けをするとすれば、季節的にはいつ頃がいいでしょうか。
内藤>ちょうど今頃がいいですね。新芽が動き出す前後の3月から4月前半がいいと思います。
できるだけ根を傷つけないように彫り上げて、3つとか4つとかに分けて新しい場所に定植するといいと思います。
武居>なるほど!
内藤>そうすると花付きが回復して、全体の株の姿がきゅっと締まって整います。
武居>病気にも強くなりそうですね。
内藤>はい、そうですね。5年元気でいてくれれば、
もうガーデンマムの世界では超ベテラン株ですから、今年はぜひ若返りメンテナンスをしてあげると、
ガーデンマムの精霊から「みっちゃん、やるね~」さんに微笑み返しがあるかもしれません。
武居>(受けて)そして、「いつか挿し芽などで新しい株に更新する必要がありますか?」とのご質問ですが。
内藤>「いつか」やってもいいと思います。
株分けで花つきが安定して、病気や害虫による被害もないということであれば、
すぐに挿し芽をする必要はないと思います。ただ、同時進行で親株を大切に管理しながら、
保険として挿し芽を取っておくというのはおすすめです。
武居>徐々に世代交代させるということですね。
内藤>そうです。挿し芽をしたり、株分けをしながら、力のなくなった親株は徐々にフェードアウト
させていくことで、常に新陳代謝が起こり大切なガーデンマムが元気でいられると思います。
武居>ということで今日は、ラジオネーム「みっちゃん、やるね~」さんからのご質問にお答えいただきました。
内藤さん、ありがとうございました。
お花に関する質問や、取り上げてほしいテーマなど、
気軽にメールお待ちしています!
take@fmyokohama.jp までお送りください♪