花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
武居>内藤さん、今日もよろしくお願いいたします。
内藤>よろしくお願いいたします。
武居>先日お花屋さんに行った時にふと思ったのですが、お花もちょっと値上がりしました?
内藤>はい。していますね。大田市場の卸売価格の平均を見ても、品薄の影響などで、2020年ごろから少しずつ取引単価は上がっています。それに、総務省が発表している「消費者物価指数」を見ても、電気代や食品と同じように、花も徐々に物価が上がっているんです。
武居>やはりそうなんですね。花だけ物価が上がらない、というのも不自然ですしね。
内藤>はい。ただ、花束を買おうとすると、同じ価格でも、ちょっとサイズが小さくなったような気がして。生産者さんにとっては、肥料や燃料、人件費、そしてお花を運ぶ運賃や、お店で販売するコストも上がっています。どうしても、以前と同じ価格では難しくなってきているんです。
武居>なるほど。。では、そんな中で、少ない本数でもボリュームのある花束を作りたい、あるいは自分で飾るときでも、少ない本数で豪華に見せたい場合、お花屋さんで注文するコツなどはありますか。
内藤>私がいろいろ試してきて思う一番のコツは、「タテのライン」を意識することです。
武居>タテのラインていうと、、例えば枝物とか??
内藤>そうです。一つは枝物です。例えば、今の時期でしたらコデマリとか、アオモジとかサクラがおすすめです。サクラは啓翁桜、彼岸桜、吉野桜、陽光桜、東海桜など種類もたくさん流通しています。
武居>枝物って、入るだけで一気に雰囲気が変わりますよね。
内藤>そうなんです。枝物は、花ものに比べると値上がり幅も比較的緩やかで、実はとてもコスパがいいアイテムです。そこに、バラやラナンキュラス、カーネーション、ダリアなど、輪の大きな主役の花を合わせると、本数が少なくても、ぐっと豪華に見えます。
武居>バランスを考えて大きなものと小さなお花を組み合わせてあげるのが大事なんですね。
内藤>そしてもうひとつの方法は、枝物でなくても、タテのラインを描く花を数本入れることです。今の季節なら、キンギョソウ。スナップドラゴンとか、スナップという名前で売られていることもあります。キンギョソウって1本に金魚かチョウチョのような小さいふりふりの花が30-40輪くらいついているんですよ。先の方のツボミまで上手に管理すれば咲いてきます。
武居>確かに豪華ですよね。
内藤>それから、デルフィニウム・・・ですが、その中でもジャイアント系と呼ばれる、縦にもふもふ花が付くタイプ。
これを2〜3本入れるだけで、一気にゴージャスになります。
武居>やっぱり、ポイントとしてはお花自体の形が大きいものだったり、数が多いものを選ぶと華やかになるという感じですかね!
内藤>いま、私の家にキンギョソウが1つの花瓶に5本くらい挿してあるのですが、なんだか宝塚のステージみたいな雰囲気になってしまいまして。やりすぎた!と思うくらい華やかで、見るたびについ笑ってしまいます。なので、ボリュームを出したいときは、「上から見て丸い花」と「縦に伸びるライン」を一緒に組み合わせることを意識してみるといいかもしれません。
武居>花束を注文するときも、そのまま使えそうなポイントですね。
内藤>はい。そう思います。少ない本数でボリュームを出したいときは、「タテのラインでボリュームがあがる枝物や花を入れたいんですが」と、お花屋さんに相談してみるといいと思います。それだけで、ぐっとイメージが伝わりやすくなります。
武居>ということで今日は「花束を大きく見せるコツやポイント」をご紹介いただきました。内藤さん、ありがとうございました
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