花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
武居>内藤さん、今日も、よろしくお願いいたします。
内藤>よろしくお願いいたします。
武居>今日はまず、お便りをご紹介してもいいですか。1月11日にハナラボでご紹介した「成人式の花贈り」について、リスナーさんから反響をいただいています。ラジオネーム「神奈川区のまっきー」さんから。
内藤>神奈川区のまっきーさん、ありがとうございます!
武居>「いつも楽しく拝聴しています。最近では成人式に花束を贈るのが習慣になっているとのお話がありましたが、
まさに我が家の息子がそうでした。放送の翌日に「20歳の市民を祝うつどい」があり、式に合わせて頼んでいた彼女への花束を、バイト終わりに取りに行き、当日に渡していました。花束って、なかなか頂くことがない私達世代ですが、これからの若者たちは、花束を贈ることの敷居が少し低くなるといいなと、思います。」とのメッセージをいただきました。
内藤>本当に素敵ですよね。私たちも「最近こんな花の需要がありますよ」とご紹介していて、「うちの息子もそうでした」とか「身近で実際にありました」と聞くと、点と点だった情報が線でつながる感じがして、すごく嬉しくなります。
武居>(確かに街中でお花を持った方を見かけることも多くなってきましたね。
内藤>実は大田市場のある大田区で開催された「成人を祝う集い」に、会社の者が行ったのですが、「自分用に買いました」という青いデルフィニウムの大きな花束を持っている男性や、真っ赤なバラを20本持ったダークスーツの男性もいらして、私たちの成人式の頃とは、ずいぶん光景が変わったなと感じましたし、その背景には若い方たちの花に対する意識の変化を実感しました。
武居>「これからの若者たちは、花束を贈ることの敷居が少し低くなるといいなと、思います」と神奈川区のまっきーさんがおっしゃっていますが、本当にその通りで、「若い人ほど花に抵抗がない」ということを私も感じます。
内藤>実際、総務省の家計調査を見ても、20代の切り花支出は長期で見ると上昇傾向なんです。贈るだけでなく、自分のために買う人も増えていますね。
武居>どのようなシーンに花を使うのでしょうね。
内藤>成人式のほかには、推し活に使う人もいらっしゃいますし、この季節はやっぱり卒業式ですね。
武居>卒業式にお花は定番ですよね。
内藤>はい。最近は、写真を撮るときに花束が“標準装備”みたいになっていますよね。彼氏から彼女へ、後輩から先輩へ、という話もよく聞きます。花があると写真が一気に華やぎますし、「この日のために用意した」と想い出も膨らみますよね。
武居>卒業式に贈る花、選び方のコツはありますか?
内藤>おすすめなのは、その学校のスクールカラーやアカデミックカラーを意識することです。
武居>えんじ色や紫、紺などスクールカラーがありますよね。
内藤>そうですよね。箱根駅伝のたすきの色がわかりやすいかも。学校や大学のIDとなるアカデミックを意識した花束を贈るのも、なんだかかっこいいですよね。その色を意識して花束を作ってくださいと頼めば、きっと上手にお花屋さんが作ってくれるでしょう。3月でしたら、ラナンキュラスとかスイートピー、チューリップ、トルコギキョウ、アルストロメリア、もちろんバラもあります。
武居>今は染めもありますから、もはや「この色はない」なんてことはほとんどないでしょうね。
内藤>その通りです。あとは実用的な注意点として、花粉が出る花を使う場合は、お花屋さんであらかじめ取り除いてもらいましょう。
武居>せっかくの晴れの日に、服が汚れたら大変ですからね。
内藤>万が一付いてしまったら「3ナイ運動」です。
武居>「3ナイ運動」??
内藤>手で払わない、ハンカチで拭かない、息でふっと吹かない。「洗濯しない」とか「こすらない」なども入れて、4ナイ、5ナイ運動と言ってもいいかもしれません。
武居>ではどうしたらいいのですか。
内藤>「あ、花粉が付いちゃった!」となったら、何もせずに、まずは深呼吸してください。そしてセロテープやクラフトテープを探して、お召し物を傷つけないためにも、粘着力の高いガムテープよりは、クラフトテープかセロテープくらいがいいと思うのですが、粘着性のある方が外側に来るようにクルンと丸めて、軽く“トントン”と叩くといいでしょう。
武居>ということで今日は「卒業式に贈る花の選び方」をご紹介いただきました。内藤さん、ありがとうございました。
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