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NITTEN ハナラボ 第264回「 ラジオネーム:赤いピーマンと緑のパプリカさんのご質問 」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。


武居>内藤さん、今日は、リスナーさんから質問が届いていますので、ご紹介します!

内藤>メールありがとうございます!よろしくお願いします。

武居>ラジオネーム「赤いピーマンと緑のパプリカ」さんから。「 我が家の猫の額ほどの庭に畑が有りまして、春先になったら、今年は野菜を植えて、夏野菜を楽しもうと思っています。昨年はオフシーズンにして、1年間が明けました。そうしているうちに、多年草のマリーゴールドがいつのまにか咲いてきまして、花壇になってました。でも、今年は野菜を作りたいので、枯れた花と一緒に耕してしまいました。今年もマリーゴールドは、咲きますかね、、、根っこは取ったつもりですが、、、 」とのメッセージなのですが、いかがでしょうか。

内藤>「赤いピーマンと緑のパプリカ」さん、ご質問ありがとうございます。これは珍しいですね。いつもは「どう育てるか」という質問が多いのですが、今回は「どうしたら生えてこないか」という、逆張りのご質問です。

武居>お野菜を育てたいので、咲いてきちゃうとちょっと困る…といった内容ですね。

内藤>そうですね。今年は夏野菜を作りたいので、また生えてくると困る、ということだと思います。

武居>確かに、マリーゴールドはよく育って、生命力が強い印象があります。「赤いピーマンと緑のパプリカ」さんは、「根は取り除いた」とおっしゃっていますが、また生えてくる可能性ありますか。

内藤>可能性としてはあると思います。というのも、お便りに「マリーゴールドの枯れた花と一緒に耕してしまいました」とありますよね。もし、枯れた花がすでにタネを持っていたとすれば、また出てくる場合があります。

武居>では、出てきたらどうしたらいいでしょうか。

内藤>基本は…引っこ抜いてください(笑)。

武居>やはり地道に行くしかありませんか。

内藤>はい、赤いピーマンと緑のパプリカさんは「猫の額ほどの・・・」とおっしゃっていますが、そういう方の畑ほど、広かったりするんですよね~。

武居>マリーゴールドがあちこちから生えてきそうですね。

内藤>そうですね。とはいえ、ここからがマリーゴールドの面白いところなのですが、実は「全部抜かなくてもいい」、むしろ「抜かないほうがいい」場合もあります。

武居>マリーゴールドが生えてくるのを許すことで、メリットがあるということですか?

内藤>はい。通常は観賞目的で育てると思いますが、実はマリーゴールドの根に、農業被害をもたらす害虫や、作物の根っこに寄生して、弱らせるすごくちいさい虫、センチュウを抑える効果があるんです。

武居>害虫を寄せ付けない効果がある!知らない人も多いかもしれませんね。

内藤>そうなんです。根から分泌される物質が、ピーマン、トマト、ナスなど夏野菜につくセンチュウを抑えてくれます。無農薬で土壌改善が期待できる植物なんですね。

武居>すごいですね。

内藤>しかも、赤いピーマンと緑のパプリカさんが、夏野菜で何をお植えになるかわかりませんが、恐らくそのお名前から推測するに、ピーマンも含まれると思うんですよね。マリーゴールドの根から分泌される物質は、ピーマンのコンパニオンプランツとして知られているんです。

武居>コンパニオンプランツ?

内藤>はい。一緒に植えることで、お互いに良い影響を与える植物の組み合わせです。マリーゴールドは、センチュウだけでなく、アブラムシやハダニ、コナジラミなども遠ざけてくれます。

武居>お互いを助け合うパートナーみたいなイメージでしょうか。

内藤>まさにその通りです。

武居>では、むしろマリーゴールドが生えてきたら残しておいた方がいい?

内藤>もし、野菜苗に近すぎて成長を邪魔していたり、見た目的に不本意な感じでなければ、少しくらい残すのはアリだと思います。抜くべきか、抜かざるべきか、それが問題です。

武居>どのくらい近くに生えていればいい?

内藤>野菜苗から20cmくらい離れているようでしたら、かえっていいのではないかと思います。ちなみに、マリーゴールドは花壇の花のイメージも強いと思いますが、切花でも大輪で華やかな品種がたくさん流通しています。花の直径が8cmくらいにもなって、花の厚みもあって、ラナンキュラスかダリアか花弁の多いカーネーションかと思うほどゴージャスです。

武居>じゃあ、夏野菜と一緒に楽しめると言うことですね!

内藤>葉っぱもかわいいので、畑のパートナーとしても、花瓶に生けて暮らしのパートナーとしてもおすすめです。

武居>ということで今日は「ラジオネーム:赤いピーマンと緑のパプリカさんのご質問」にお答えいただきました。
内藤さん、ありがとうございました。

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