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NITTEN ハナラボ 第263回「 レトロブームを感じる植物 」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。


武居>内藤さん、今日はどんなお話でしょうか。

内藤>花のご紹介をさせていただく前に、武居さんにぜひファッションのことを教えていただきたいのですが、
ファッションの一部のトレンドとして、レトロブームってあったりしますか?

武居>レトロブームって言い方ではないですけど、平成リバイバル・Y2Kみたいなものがあったり…循環してくるものなので繰り返して流行するイメージですね!

内藤>花の業界でも、大きな潮流とまではいかないまでも、レトロブーム復活の兆しがあって、今日はそんな花の紹介をしたいと思います。

武居>花のトレンドもレトロブーム到来なんですね。どんなものが人気ですか。

内藤>今日は珍しく、鉢物商品の中でのレトロブームをご紹介したいと思います。
一つめは、トレニアというガーデニング素材です。

武居>実家に植えられてました!!パンジーかと思ってました…

内藤>誰の家にもなんとなくありそうな雰囲気でありながら、そんなに注目されることはなかった花、といった印象ですが、実際にこの花を販売する種苗メーカーさんに伺うと、20年くらいは売れにくい花の部類に入っていたそうなのですが、なんとここ1〜2年、急にこのトレニアが売れるのだそうです。なぜだと思いますか?ヒントは、熱帯のタイの植物園とかに行くとグランドカバーにこの花が埋め尽くされて一面に咲いていたりします。

武居>今日本が熱帯になってるから…?

内藤>正解!暑さに強いから!です。もともとトレニア自体が暑さに強い品目なのですが、さらに暑さや病気に強い品種シリーズが登場したんですよね。スーパートレニアと呼ばれるのですが、昨今の夏は暑さが半端ないじゃないですか。ガーデニングがお好きな人のニーズが暑さに強い花ということで、このスーパートレニアが熱い注目を浴びるようになったというわけなんです。

武居>昔人気だった品目のリバイバルということですね。
そのきっかけが夏の猛暑とは、どこに流行のフックがあるかわからないものですね。

内藤>本当にそうですよね。そして私自身も急にほしくなって、探していたものがあるのですが、それが昔人気だったアイテムの人気復活版、ザミオクルカスです。

武居>今お写真を見たら、レトロな喫茶店の間仕切りに使われていたりするような・・・

内藤>そのイメージ、かなり的を射ています!ザミオクルカスはアフリカ原産で、つやつやと光沢のある緑色で、肉厚な葉がきれいに並んでいる植物です。乾燥に強く、アフリカ原産とはいえ、耐陰性が高く、管理が簡単なことから、喫茶店の中とかインドアプランツとして、お家でも会社の事務所でも、とても人気だったんですよね。ちょうど2000年前後でした。

武居>でもやっぱり人気とかブームが大きいほど、そのあとのへこみも大きく感じますよね。

内藤>そうなんです。たくさん流通していつでも手に入る植物、あって当然というか、その価値がなかなか伝わらなくなると、人気が落ち着いていったんですよね。ところが、そのザミオクルカスが今復活劇を遂げているんです。武居さん、このザミオクルカスをご覧ください。

武居>おしゃれな人の家にあるような…黒光りしている感じで、カッコイイですね。

内藤>そうなんです。光沢のあるブラックリーフで、ザミオクルカスの中でレイブンという品種です。
2020年を過ぎて、このレイブンというかっこいい品種台頭のお陰でザミオクルカスが復活劇を遂げています。

武居>私も欲しくなってきました…ということで今日は「レトロブームを感じる植物」をご紹介いただきました。
内藤さん、ありがとうございました。

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