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NITTEN ハナラボ 第260回「 誤食事故が起きやすい植物 」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。


武居>内藤さん、今日はどんなお話でしょうか。

内藤>季節的に、球根植物から小さな芽が出てきたりするときですよね。

武居>春の準備を始める植物たちが動き出して、庭先や道ばた、畑でも、緑の葉っぱが増えてくる季節ですね。

内藤>そうなんです。するとこの時期、毎年必ずと言っていいほどあるのが誤食事故のニュースなんですよね。

武居>誤食のニュース。たしかに。もはや珍しい事故ではなく、毎年のように各地で報告されているように思います。

内藤>新しく芽を出した緑と適切に付き合い、悲しい事故に巻き込まれないように、典型例を3つご紹介いたします。まずはニラとスイセンです。

武居>よく聞く組み合わせですね。葉の部分ですよね。よく似ていますよね。

内藤>そうなんです。誤食事故の中でも特に多い例です。

武居>同じ時期に芽が出てきませんか?だからなおさら間違えやすい気がします。

内藤>そうですね。でも決定的な違いがあって、ニラはネギ属なので、切ると臭いがするはずなんです。

武居>たしかに。ニラ独特の香りってありますよね。スズランは確かにしません。

内藤>見分ける必要があるときは一つ参考にしてください。それから、よくあるのがスズランとギョウジャニンニク。

武居>よく聞きますね~

内藤>ギョウジャニンニクって、私はいただいたことがないのですが、ネギ属でニンニクの香りが強いようなので、見分けるのはこれも香りがヒントになりそうです。

武居>やはり球根植物どうしで、葉や球根の形が似ていることがありますから、嗅覚がポイントですね。

内藤>そしてもうひとつ、よくあるのがノビルとタマスダレとかハナニラという園芸植物です。

武居>ノビルって葉がスーッと細くて、春に群生して伸びてきますよね。

内藤>はい、その様子がタマスダレ(学名でゼフィランサスと呼ばれることもあります)とかハナニラに似ていて、まあ生えているところは違うはずなのですが、間違えて採って食べてしまいニュースになることがあるようです。

武居>ハナニラとかは住宅街でも道路脇などあちこちで見かけますね。ゼフィランサスは比較的花壇でみかけるのでノビルと間違えることは一般的にはないように思いますが。

内藤>そうなんですよね。わたしは田んぼのあぜ道で散々ノビルを引き抜いた経験があって、これもネギ属なので独特の匂いがありますね。直径1cmくらいの小さな玉ねぎのような球根が付いてきます。

武居>でもこうして写真を並べて見てみますと、確かに似ていますし、自分で触ったりした経験がないと、写真やインターネットから得る情報ではなかなかわかりづらいかもしれませんね。これらの誤食事故に注意するには、どうしたらいいですか。

内藤>これはですね、もう究極的にいえば、その辺に生えている草は食べないということです。スーパーなど、きちんと流通にのったもの、あるいは自分で育てて、これは大丈夫と確信が持てるものを食べるということであれば大丈夫です。

武居>そこに市場流通の価値があるということですね。

内藤>そういうことです。山菜採りを楽しむ方は専門知識を持って楽しまれていると思います。ですから、それは季節の楽しみとして、河川敷とか散歩道にふと生えているものは、知識がないと見分けがつかないことがあるので、食べようと思わず、市場流通されているものを食べていただきたいと思います。市場流通は、多くの人に安全安心な食べ物を安定的に供給する社会の仕組みということですね。

武居>ということで、今日は「誤食事故が起きやすい植物」についてご紹介いただきました。内藤さん、ありがとうございました。

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