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NITTEN ハナラボ 第228回「 散歩の途中で見つけたら心奪われる、幸せの青い花3選 」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

武居>内藤さん、今日はどんなお話でしょうか。

内藤>暑くて湿度の高い時期が続きますよね。

武居>6月21日は夏至ですし、そろそろ夏本番といった感じです。

内藤>太陽の光が強かったり、湿度が高かったりしますよね。
そんなとき、散歩やサイクリングしていると、ふと目にする道端の青い花が素敵で、
なんだか見とれてしまうことがあるんですよね。武居さん、ありませんか?
そこで今日は、見つけたらちょっと嬉しくなる、幸せの青い花10選!と行きたいけど、時間がないので、ぎゅっと厳選して3つをご紹介したいと思います。

武居>よろしくお願いします!

内藤>見つけたらちょっと幸せな気分になれる青い花、その1!!アガパンサスです。

武居>アガパンサス!公園とか庭とかでこの時期だけ、たまに見かけます。

内藤>切り花でも流通しているのですが、本当に一瞬ですし、数量も限定的。
お花屋さんで販売しているのはかなりレア。だけど公園とか商業施設の植え込みなどで見ることはありますよね。
アガパンサスは、南アフリカ原産のユリ科の多年草で、初夏に青紫色の花を咲かせます。
その名前のギリシャ語で「愛の花」という意味で、とくに群生していたりすると圧巻の光景です。
横浜ですと根岸森林公園、八景島の海の公園などで群生しているところ見ることができます。

武居>アガパンサスって「愛の花」という意味だったんですね。

内藤>サマーラブという品種もあったりして育てやすいようなので、ご自身で育て開花を待つのもいいかもしれませんね。

武居>見つけたらちょっとうれしい青い花、2つ目は?

内藤>ルリマツリ・・・ってわかりますか?

武居>わかります。夏の空の色を映したような、淡い水色の花がふわっと咲く植物ですよね!?

内藤>武居さん、描写が上手!詩人のようです。その通り、つる性の植物で、垣根に使うお宅もありますね。

武居>風車のような形をしていて、やや透けるような質感が涼し気ですよね。葉の緑色も柔らかくて、清涼感たっぷりのお庭の花といった印象です。

内藤>やさしい美しさがありますよね。比較的育てやすい植物で、南アフリカ原産の半つる性の熱帯性の花木です。

武居>花木なんですね。根元は木になっているということですね(草ではなく)。

内藤>そうなんです。ルリマツリは暑さと乾燥に強く、日当たりを好むので、横浜の気候と相性がいいですね。
お花屋さんでは「プルンバーゴ」という名前で販売していることもありますが、同じ植物です。

武居>最後にもう一つ、見つけたらちょっと幸せな感じになる青い花を紹介していただけますか。

内藤>メドーセージです。

武居>メドーセージ!?セージというからには、ハーブの種類ですか?

内藤>はい。シソ科のハーブで、サルビアの一種。学名をサルビア・ガラニチカといって、
パラグアイの先住民族グアラニ族に由来する名前なので、グラニチカ。濃い青紫の花をつけて、
今から11月くらいまで咲く花です。

武居>今お写真を見ていますが、サルビアというと赤を思い浮かべますが、本当に濃い青で、
これが庭に合ったら浮かび上がるような神秘的な色をしていますね。なんだかすごく大人っぽい印象です。

内藤>これまた心奪われる青い花なんですよね。ブラジルとか南米原産の花で、
乾燥にも強くて、丈夫、育てやすいですし、多年草なので毎年咲きます。
アニスの香りがするセージという意味で、アニスセンテッドセージとかブルーアニスセージの別名もあり、
葉を触るとよい香りがします。

武居>ということで、今日は「散歩の途中で見つけたら心奪われる、幸せの青い花3選」をテーマにお送りしました。
内藤さん、ありがとうございました!

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