
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
先週は育てるのが難しい超難関植物「リトープス」をご紹介しました。
今回はお花の香り、特にバラの香が持つ効能についてご紹介します。
実は自分の好きな香りを嗅ぐという行為が認知症に効くということが科学的に証明されているんです。
東京脳神経センターの脳科学の先生、天野先生の著書『ボケたくなければバラの香りをかぎなさい』によると良い香りを嗅ぐと脳が喜んで、認知症予防につながると“強く”推奨されているんです。
また、認知症の初期症状は物忘れとか言われますが、それより前の段階で「匂いがよくわからない」という嗅覚障害が多くのケースで見られるそうです。
他にも、嗅覚は五感の中でトレーニングによって老化を防ぐことができる感覚で、様々な香りを嗅ぐことによって嗅覚は年齢に関係なく研ぎ澄まされていくということだそうです。
そして花の香りはとても複雑で良質なので、嗅覚を刺激するにはぴったり!!
どんな花でも刺激になりますが、特にバラの香りは認知症を予防する効果があると先生はおっしゃっています。
生花ではなくても香水やアロマオイルでも良いそうですが、脳に与える複雑で良質な香りという意味では花の香りには遠く及ばないといいます。
バラの香りも、バラの品種ほどあり、それぞれに香りが違います。
自然が作り出す変化に富んだ香りが脳に複雑な刺激を与えるからいいみたいです。
もちろんストレス緩和やリラックス効果も期待できるそうです。
理想的な香りを嗅ぐ頻度は、1日1回3分からでも良いということですが、じっと構えて香りを嗅ごうとすると意外と長く感じますが、生活圏の近くにあればあえて香りを嗅ごうとしなくても自然に香りを嗅ぐことになると思います。
「自分はこの花の香りが好き」とか「この花の香りが刺激になる」というのがあればメールで教えて下さい!!
ということで今回は「薔薇の香りの効能」についてご紹介しました。
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次回のハナラボもおたのしみに♪