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NITTEN ハナラボ 第186回「育てるのが難しい超難関植物」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

先週は、この40度近くの暑さも枯れない、ビギナーさんでも失敗ナシの丈夫な観葉植物をご紹介しました。
今回はその逆!育てるのがとても難しい、超難関植物についてご紹介したいと思います。

今回ご紹介する、超難関植物は・・・リトープスです!



リトープスは、南アフリカに自生していて、周りにある小石に擬態して生息しています。
リトープスという名前は、ギリシャ語の「石のような顔」、つまり「石のような見かけ」という意味に由来しています。
擬態している理由の一つは、虫や鳥に食べられないように見つからないようにすること、
二つ目は南アフリカの暑くて乾燥している環境の中で生き抜くために、土に潜って、水分の蒸発を防いでいます。

日本は、少し大きめの園芸店などに行くと、いろいろな種類が置いてあります。
でも初心者にとっては、育てるのが難しい植物なんです。
その理由は、やはり”水をやりすぎてしまう”パターンが多いと思います。
降水量の少ない地域に自生するので、水のやりすぎに注意して、乾燥気味に栽培します。
夏だったら月に1回くらいの水やりと、3日に1回くらい、夕方に霧吹きをするくらい。
鉢植えで管理するならなおさらですが、日本の夏の夕立とかに当たらないほうがいいです。
とにかく風をあてて、乾いた環境を作ってあげるといいようです。

土や肥料などは、南アフリカのごつごつとした岩と砂利地でできた大地を想像して、水はけのよい土や砂利を使います。
有機質を含む通常の園芸用の土は避けたほうがいいようです。
肥料は成長期(秋冬)に2か月に1回くらい化成肥料を少量与えればOKです。

リトープスは一部のマニアさんにはとても人気の植物で、
もしかしたらリスナーさんの中にも育てている方もいるかもしれません...!
上手にリトープスを育てています!という方、ぜひメールお待ちしています!

ということで今回は「育てるのが難しい超難関植物」をご紹介しました。

お花に関する質問や、やってほしいことなど、
どしどしメールお待ちしています!
take@fmyokohama.jp までお送りください♪

次回のハナラボもおたのしみに♪

 
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