
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
みなさん、オキザリスという花をご存知でしょうか?
オキザリスは、和名をカタバミといいます。
クローバーよりも少し葉の厚みが薄めで、 アスファルトの間からでもこんもりと葉を広げる感じですよね。
これが私たちの生活圏で普通に自生していることもあれば、
園芸用に改良されて、濃い紫色の葉の品種や、花付が良いものが販売されているんです。
このオキザリスがすごいパワーを持っているんです!
なんとオキザリスの葉っぱで 10 円玉を磨くと、瞬殺でピッカピカに!
とってもきれいになるのです。
これは、オキザリスにはシュウ酸という成分が含まれているため。
もともとは動物に食べられないためにオキザリスが蓄えている成分のようです。
もちろん私たちが日ごろ食べる食品にもシュウ酸が多かれ少なかれ含まれていて、
シュウ酸を摂りすぎると尿路結石になっちゃうから注意が必要とかよく言われるのですが、
そういう成分です。
小さいお子さんの夏休みの宿題にも使えそうなテーマですね。
このシュウ酸は英語で oxalic acid というのですが
オキサリックの ox-は「酸」の意味で
酸素系漂白剤の商品名によく使われているのですが、
オキシクリーンとかオキシシャイニーなどきいたことありますか?
オキザリスで T シャツの汚れが取れるとは思いませんが、
酸素系洗剤と同じ酸の力で 10 円玉がきれいになってしまうという意外なパワーの紹介でした。
みなさんも是非、オキザリスを摘んできて、10円玉をピカピカにしてみてはいかがでしょうか🎶
ということで今日は「私たちの身の回りにある雑草・オキザリスが持つ以外なパワー」をご紹介しました。
お花に関する質問や、やってほしいことなど、
どしどしメールお待ちしています!
take@fmyokohama.jp までお送りください♪
次回のハナラボもおたのしみに♪