
花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売している、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。
過ごしやすい季節になり、この品目が 1 年で最も品質が良くて、お花屋さんにある品種数も多くなり、
価格もお求めやすい時期で、来週の日曜日6月2日「ローズの日」を目前に今日紹介したのは・・・ バラです!
品質的にもコストパフォーマンス的にも自分用にバラを買うのに大チャンスな時期なのです。
バラをこよなく愛したというクレオパトラも、なによりバラを自分のために使ったと言われいるんだそう。
クレオパトラは、バラの香りを使ってジュリアス・シーザーなどの ビッグネームの男性を誘惑したと伝わっていますし、古代ローマになるとバラが広く栽培されて、
「バラの中に伏し、バラの中で暮らす」ということが最大の贅沢だという価値観のもと、
暴君といわれた皇帝ネロは宴会のたびに大枚をはたいてバラを買い集め、
バラの花を天井から降らせたり、お料理などにも使ったりしていたといいます。
時代は急激に下って、ナポレオン時代までくるのですが、
ナポレオンの妃ジョセフィーヌもバラ好きで、ナポレオンと別れてからは、
その心の傷を癒すように、世界各地にプラントハンターを派遣してバラを収集して、
パリにある自分の庭に植えたのだそう。
ジョセフィーヌのバラ好きが影響して、パリにバラブームが起き、
ちょうどその時期にヨーロッパでバラの交配技術が始まり、
ジョセフィーヌの庭でも最終的には 300 品種ほどになったそうなんです。
そんなバラ、選ぶときに注意することは、、、
色・香り・形それぞれで、お店で好きなものを選んでいいと思います。 でも香りが良いものは、一般的には香りを保つのにエネルギーを使って、 香りがない品種ほどには日持ちしない傾向にあるので、それをわかって買うといいかもしれません。 とのこと。
また、お花屋さんでは見なくなりましたが、
花びらにところどころ茶色っぽいシミみたいのが入っている場合があります。
この茶色いシミは、「カビ」
通称「ボト」といって、ボトリチス菌というカビの一種なんだそう。
バラだけでもなく花だけでもなく、野菜とかあらゆる作物にとって厄介なカビで、
湿度が高いことが主な原因になったりするので要注意なんだとか!
ということで今回は「自分のために楽しむバラ」をご紹介しました!
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次回のハナラボもおたのしみに♪