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NITTEN ハナラボ 第170回「なかなか名前を覚えてもらえない花4選」

花のトレンド・販売データなどを調査・分析して販売していらっしゃる、
株式会社 大田花き 花の生活研究所の内藤育子さんに、
お花に関する様々なことを伺っていくハナラボのコーナー。

今回は、市場にはたくさん流通していて、お花屋さんにはたくさん並んでいるはずなのに、
全然皆さんに名前を覚えてもらえない、認知度低すぎな花4選をご紹介したいと思います。

一つ目にご紹介するのは・・・国内流通量だいたい18位!笑
1年のうち半年くらいしか流通しないのに、ユーカリやダリアより多く、シャクヤクの2倍ほど流通しているお花です。
それは・・・「ラナンキュラス」です!



「ラナンキュラス」はカエルを意味するrana、キュラスの方は小さなを意味する言葉に由来します。
ラナンキュラスの原種が、湿気のある草原や小川のそばなど、
カエルがいるようなところに多く自生することが理由のようです。
また、ラナンキュラスの切込みの深い葉の形が、カエルの足の形っぽいという説もあります。

続いてご紹介するのは、国内生産量第7位!
トップクラスの大品目であるはずなのに、名前を覚えてもらえない・・・
「トルコギキョウ」です!


トルコ原産でもなければキキョウ科の植物でもないのに、なぜかトルコギキョウという名前で、なかなか名前とお花が想像しにくいお花かもしれません。。

続いては、インカのユリともいわれるお花・・・「アルストロメリア」です。



アルストロメリアは、ユリの花をオレンジ色やピンク、黄色などカラフルに色付けして、5分の1くらいにぎゅっと小さくしたお花。
とても長持ちしますし、カスミソウより、チューリップより、ヒマワリより生産量が多いのに、
アルストロメリアと聞いても、どんなお花かぴんとこない方も多いのではないかと思います。

最後にご紹介するお花は、一つ一つの花が小さくて、ドライフラワーにもなる花・・・
「スターチス」です!



スターチスは、キク、カーネーション、バラ、ガーベラについで国内出荷量第5位。
ちなみに6位がユリですが、6位までスターチス以外はだいたいの花の姿が思い浮かびますよね。
でも急にスターチスとなると、どんなお花だろう?となる方も多いのではないでしょうか。

ちなみにスターチスという名前は、ギリシャ語で「止める」を意味する「statizo」に由来しています。
時間が止まったように花が長持ちするからでしょうかね..!

皆さんも是非、知らなかったお花の名前を覚えて、お花屋さんで注文してみてはいかがでしょうか♪

ということで今回は「たくさん流通しているのに、なかなか名前を覚えてもらえない花4選」をご紹介しました!

お花に関する質問や、やってほしいことなど、
どしどしメールお待ちしています!
take@fmyokohama.jp までお送りください♪

次回のハナラボもおたのしみに♪

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